2007 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク浸透のための融合技術と進化のための情報ダイナミクスに関する研究
Project/Area Number |
18100001
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
尾家 祐二 Kyushu Institute of Technology, 情報工学部, 教授 (50167293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 憲広 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00029571)
鶴 正人 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (40231443)
川原 憲治 九州工業大学, 情報工学部, 准教授 (40273859)
小出 洋 九州工業大学, 情報工学部, 准教授 (90333517)
池永 全志 九州工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50284716)
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Keywords | ネットワーク融合 / 情報ダイナミクス / サービス融合 / 次世代ネットワーク / 情報分析・統合 |
Research Abstract |
情報のダイナミクスに着目した新世代ネットワークについて、以下の分野で研究を進めた。 (1)ネットワーク融合技術 人を中心とした無線ネットワークの融合化技術について、利用者の指示によりネットワークカメラを使って立体障害物を回避し、対象物に接近する移動ロボットの開発と、遠隔地間で音声・画像・指さし情報を共有できるコミュニケーションシステムを作成した。また、無線LANを介した実時間/非実時間通信を対象とするハンドオーバ手法に関して更なる検討・評価を行い、前述した自律移動ロボットシステムとの融合に関する検討を開始した。無線LANのAPとSTA間の効果的な協調機構を提案しその有効性を示した。 センサネットワークにおけるデータ収集機構や移動体捕捉手法の提案、状態推定に基づく制御手法の実装、ネットワーク機器の省電力制御手法の提案と解析を行った。 (2)情報ダイナミクスの分析と統合 ワームの感染速度からの社会の情報交換規則の推定の妥当性をmixiの加入数の経時変化を再現することにより確認し、フロー計測からのVoIP品質の推定等の手法の有効性も検証した。一方、情報フロー単位の資源割当て制御や情報フローの遅延時間制御の手法や、不安定通信環境での空間・時間領域経路制御手法の有効性検証を行い、さらに、情報伝播の効率性に関する最適化問題を定式化し、実効的なアルゴリズムを設計した。 (3)新たな情報伝達機構 PC操作履歴に基づきユーザの嗜好情報を抽出した。また、数値化された感性情報を識別子に用いるP2P情報共有システムとその安定化のためのトポロジ動的再構成法、ユーザ要求に動的に適応するP2P情報共有システム、最適検索性能やノード負荷抑制を理論的に保証できるP2Pネットワーク制御法を提案した。さらに、昨年度作成した評価用アプリケーションを拡張し、ストリーミング処理やマルチメディア処理の評価に利用可能とした。
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Research Products
(47 results)