2006 Fiscal Year Annual Research Report
重度免疫不全NOGマウスの改良・改変によるヒト化モデル動物の基盤創設
Project/Area Number |
18100005
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Research Institution | Central Institute for Experimental Animals |
Principal Investigator |
伊藤 守 (財)実験動物中央研究所, 免疫研究室, 室長 (00176364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垣生 園子 東海大学, 医学部, 教授 (30051618)
安藤 潔 東海大学, 医学部, 教授 (70176014)
宮川 義隆 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (50250238)
鈴江 一友 群馬大学, 医学研究科, 講師 (00333485)
末水 洋志 (財)実験動物中央研究所, 分子解析研究室, 室長 (40332209)
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Keywords | 実験動物 / 免疫不全マウス / NOGマウス / 発生・分化 / ヒト化モデル / ヒト疾患モデル |
Research Abstract |
本年度は、ヒト化動物モデル作製のための基盤動物-多様な重度免疫不全動物-の作出のために以下の極めて多様な動物の作製を行った。 1)NOG(NOD/Shi-scid, IL-2Rg KO)マウスヘヒト増殖因子遺伝子を導入したTgNOGマウスの作製:NODまたはNOGの受精卵に、h(human)IL-4,hIL-7,hCXCR13遺伝子のTgマウスの作製を行った。 2)NOGマウスヘヒトHLAを導入したヒト免疫再構築可能なTgNOGマウスの作製:ヒトのHLA・DRの異なるa,b鎖を胸腺皮質上皮で同時発現する5種類のベクターの作製を行った。並行して、NOGマウスでのマウスH-2の発現を欠出させる目的で、IA-b KO, b2m KO遺伝子のspeed congenic法による導入を行った。 3)NOGマウスでのヒト細胞の生着性を向上させるTg NOGマウスの作製:NODまたはNOGの受精卵に、hSDFla, hSDF1b, hAngiopoietin, hN-cadherin, hJagged-1, hDelta-1を発現する遺伝子の顕微注入を行った。 4)NOGマウスより特定細胞を除去したNOGマウスの作製:CD11c細胞欠損マウスの作製を開始した。 5)NOGマウスのヒト細胞高生着性の原因究明:このために、NOG-mIFNg、NOD/Shi-scid-b2mKO-IFN KOの作製を行った。 6)その他免疫不全マウスの作製:NOD/Shi-RAG2 KO-IL-2Rg KO、NOG-Wv、NOG-W、NOG-nuマウスの作製を行った。一部はヒト臍帯血CD34+細胞の移入実験を実施した。 7)NOGマウスでの細胞生着性の検討:NOGマウスの成体と新生児を用いた場合のヒト臍帯血CD34+細胞の生着・分化度合の比較検討を実施した。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Blood2007
Author(s)
Watanabe, S.
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Journal Title
Hematopoietic stem cell-engrafted NOD/SCID/IL2Rgannma null mice develop human lymphoid systems and induce long-lasting HIV-1 infection with specific humoral immune responses 109
Pages: 212-218
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