2009 Fiscal Year Annual Research Report
現代日本の若年者の行動と意識の変容に関する総合的研究
Project/Area Number |
18103003
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 浩 The University of Tokyo, 社会科学研究所, 教授 (40272504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 博樹 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60162468)
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Keywords | 社会学 / 経済政策 / 教育学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、若年者を対象としたパネル(追跡)調査を実施することにより、若年者をライフコース全体の中で捉え、教育・就業・結婚・意識に関する変化を相互の連関性を明らかにしながら、総合的に分析することにある。今年度は、下記のような成果をあげた。 (1)2009年実施の追跡調査に関するデータ・クリーニング・コーディング作業 2009年1月から3月にかけてに実施した追跡調査のデータ・クリーニングの作業を実施委員会のメンバーが中心になり実施した。調査原票と入力データの読み合わせ作業と、ロジカルチェックなどの基礎クリーニングをはじめに行い、その後に職業・産業に関する自由記述の項目について、職業・産業分類コードを付与するコーディング作業を実施した。 (2)研究分析検討会、報告会の開催、ディスカッションペーパーの刊行 データのクリーニング・コーディング作業と平行して、調査データの分析を進めた。定期的に小規模な分析検討会を開催し、研究メンバーが集合する報告会を3-4ヶ月に1度の割合で開催した。研究会での報告の後、研究成果は東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーとして刊行し、ホームページ上からもダウンロードできる形で公開した。 (3)学会報告などの研究成果の発信 今年度も日本教育社会学会、日本社会学会で、東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトグループとして共同で複数の報告を行った。また海外の学会などでも研究メンバーが個人報告を行った。2009年12月には、プレスリリースを行い、調査結果をメディア向けに発信した。2010年2月には、社会科学研究所パネル調査プロジェクト研究報告会を開催した。
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