2007 Fiscal Year Annual Research Report
中高年者のこころの健康についての学際的大規模縦断研究一予防へのストラテジーの展開
Project/Area Number |
18109007
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Research Institution | National Institute for Longevity Sciences,NCGG |
Principal Investigator |
下方 浩史 National Institute for Longevity Sciences,NCGG, 疫学研究部, 部長 (10226269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 富士子 国立長寿医療センター(研究所), 疫学研究部・長期縦断疫学研究室, 室長 (90333393)
福川 康之 聖徳大学, 人文学部・社会福祉学科, 准教授 (90393165)
西田 裕紀子 国立長寿医療センター(研究所), 疫学研究部, 流動研究員 (60393170)
今井 具子 国立長寿医療センター(研究所), 疫学研究部, 室長 (00393166)
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Keywords | 認知機能障害 / 知能検査 / 短期記憶 / 老化 / 言語性知能 |
Research Abstract |
平成9年から2年ごとに継続して実施している無作為抽出された約2,300名の中高年地域住民を対象にしたコホート調査の結果を用いて、中高年者のこころの健康についての学際的研究を行っている。平成19年度には、平成18年度に開始した第5次調査を継続して実施した。第5次調査は平成20年3月末現在2,035名の調査か終了している。第5次調査のデータについて平成19年9月末までの1,447名のデータの照合、確認を終了し、一般成人知能検査(WAIS-R)、簡易認知機能検査(MMSE)、記銘力検査、頭部MRI検査、各種背景要因などについて第5次調査の中間報告データとしてまとめ、モノグラフとして和文と英文の両方でインターネット上に公開した(http://www.nils.go.jp/department/ep/index-j.html)。 10年間にわたって蓄積されたこれらのデータを用いて、地域在住の中高年者におけるこころの健康についての解析を実施した。平成19年度の研究成果として、中高年者のさまざまなライフイベントやストレスと抑うつとの関連、対人関係の調節効果などについての横断的および縦断的解析結果をまとめ、書籍として出版した(「老化とストレスの心理学」弘文堂、2007)。また、中高年者のエピソード記憶に関する横断的検討、高齢者の主観的幸福感に傷病経験が及ぼす影響の検討、生活の質についてのWHOQ OL26を用いた検討、認知症関連の疫学的研究、余暇活動と認知機能の縦断的な関連、成人後期の主観的幸福感について生活満足度尺度Kと対人関係の関連の検討、高齢者の主観的幸福感に傷病経験が及ぼす影響の検討、成人中・後期の主観的幸福感と死に対する態度の検討、経済的問題と心理的な抑うつとの開連など、中高年者におけるこころの健康について、数多くの成果をあげ、発表を行った。
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Research Products
(19 results)