2007 Fiscal Year Annual Research Report
SIRNA搭載多重型ナノ構造体の開発と2型糖尿病関連遺伝子群の機能解析
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18200032
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
原島 秀吉 Hokkaido University, 大学院・薬学研究院, 教授 (00183567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紙谷 浩之 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 准教授 (10204629)
小暮 健太朗 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (70262540)
秋田 英万 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (80344472)
馬場 嘉信 名古屋大学, 工学系研究科, 教授 (30183916)
中谷 明弘 東京大学, 新領域創成科学研究科, 助教授 (60301149)
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Keywords | 2型糖尿病 / 網羅的解析 / siRNA / ハイドロダイナミクス法 / カベオラ |
Research Abstract |
A.白血球、肝臓、筋肉、脂肪組織における候補遺伝子の網羅的探索 OLETF/LETOラットを用いて、標的組織を筋肉と脂肪組織へ拡張し、糖尿病の発症前後(6週齢、24週齢)において、DNAアレイによる遺伝子発現の網羅的解析を行なった。脂肪組織では他の3組織に比べて発現変動差が大きく、発現変動遺伝子数が多かった。特に糖尿病発症前の段階では、脂肪組織で合成される分泌タンパク質(アディポネクチン)をコードする遺伝子の発現量が低下しており、白血球、肝臓、筋肉組織のアディポネクチン関連シグナルパスゥェイに影響を与えている可能性が示唆された。 B.siRNAによる肝臓における候補遺伝子群の機能解析 糖尿病発症前の段階において、siRNAをハイドロダイナミクス法により静脈内投与し、標的遺伝子(Asns、Gdpd3、S100a10)の発現をノックダウンして糖尿病発症の抑制効果を測定した。その結果、Asns、Gdpd3では有意な血糖値の低下傾向が確認され、新規2型糖尿病感受性遺伝子である可能性が示唆された。 C.IRQ-ペプチドによるカベオラ介在性エンドサイトーシス In vivoファージディスプレイ法により探索したIRQ-ペプチドの機能解析を行なった。その結果、IRQ-ペプチドはカベオラを介して細胞内へ取り込まれることが明らかとなった。IRQ-ペプチドによりトランスサイトーシスの経路を透過できる可能性が示唆された。
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Research Products
(5 results)