2006 Fiscal Year Annual Research Report
現代の小・中・高校生の生活スタイルと身体活動レベル(PAL)に関する研究
Project/Area Number |
18200047
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
金子 佳代子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (50076197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 和子 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 健康増進プログラム, 上級研究員 (80202951)
大森 桂 国立大学法人山形大学, 地域教育文化学部, 助教授 (50344784)
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Keywords | 栄養学 / エネルギー代謝 / 基礎代謝 / 身体活動レベル / 成長期 |
Research Abstract |
本研究は、成長期である小・中・高校生の基礎代謝量および身体活動レベル(PAL)を正確に測定し、この年齢階級の推定必要エネルギー(Estimated Energy requirement : EER)算出のための日本人のデータを得ることを目的としている。本年度は横浜国立大学附属中学校生徒80名を対象として以下の研究を行い、貴重なデータを得ることができた。 (1)二重標識水(DLW)の飲用・採尿と尿中DLWの分析 早朝空腹時に一定量のDLWを飲用してもらい、その後8日間にわたって採尿、一部をサンプルびんに保存した。尿試料は、独立行政法人国立健康・栄養研究所において、質量比分析計を用いて同位体比(^2H:^1H、^<18>O:^<16>O)を分析中である。 (2)体位、基礎代謝量の測定 早朝空腹時(前夜食事後12時間以上経過)にフード法にて基礎代謝量の測定を行った。今後(2)で求めた1日エネルギー消費量と、基礎代謝量測定値から身体活動レベル(PAL)を算出する予定である。 (3)食事調査、三次元加速時計による身体活動量調査 食事調査票に基づいて聞き取りを行い、食物摂取量およびエネルギー・栄養素摂取量を算出した。また、三次元加速時計を8日間(日中)装着して、簡単な行動記録をとりながら、日常の生活活動をモニターし、中学生の生活スタイルの現状と日常生活の身体活動状態を把握した。
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