2006 Fiscal Year Annual Research Report
電子教育資源の再利用と改変における著作権合意システムの開発と普及に関する研究
Project/Area Number |
18200051
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
清水 康敬 独立行政法人メディア教育開発センター, 理事長 (10016561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 仁 九州大学, 情報基盤センター, 講師 (70232551)
梶田 将司 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (30273296)
小松川 浩 千歳科学技術大学, 光科学部, 助教授 (10305956)
鈴木 恒雄 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (60019502)
玉木 欽也 青山学院大学, 経営学部, 教授 (40188420)
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Keywords | 養育用コンテンツ / LOM / 学習オブジェクトメタデータ / 著作権 / 著作物の改変 / コンテンツの共有化 / リポジトリ / インターネット利用 |
Research Abstract |
本研究では、インターネットで提供される教育用コンテンツの再利用と改変を推進するために、著作権合意システムを開発し、その運用を通して教育用コンテンツの流通を促進することを目的としている。この目的を達成させるために、今年度は、従来から開発してきたLOM構造の改訂を行い、それに合わせたLOM登録システムを開発した。また、著作権合意形成支援機能を開発し、LOMシステムとの連携機能を開発した。具体的な開発した機能として以下を開発した。 教育用コンテンツ(著作物)のりポジトリと著作権合意の登録機能として、教育用コンテンツと改変するために必要な素材の情報をLOMとして登録し、過去の改変履歴を自動的にLOMに書き出す機能を開発した。改変履歴表示機能として、登録された教育用コンテンツを検索して、履歴を表示できる機能を開発した。合意形成支援機能として、著作物の登録を支援する機能と再利用や改変をして登録する支援機能を開発した。開発済のLOM検索システムの機能を改良して、著作権合意に関する情報を種々の点で検索できるLOM検索機能を開発した。著作者の認証、並びに利用できるコンテンツを限定する必要がある場合に必要な登録者と利用者の認証機能を開発した。開発したシステムを評価するために必要な利用実績を自動的に取得する機能として、利用者の属性、コンテンツの分類、再利用や改変の分類などに関する実績が瞬時に表示できる機能を開発した。 次に、本研究で開発している著作権合意システムの利用促進を図るために、著作権合意のルールと条件を満足する教育用コンテンツを開発した。これらは、利用促進のモデルとする事を目的としており、再利用と改変がしゃすい素材レベルの教育用コンテンツを開発した。
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