2006 Fiscal Year Annual Research Report
オーラルヒストリーによる巨大科学の現代史資料システムの構築と共有化
Project/Area Number |
18200052
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
平田 光司 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 教授 (90173236)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯川 哲之 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 教授 (20110091)
柴崎 文一 明治大学, 政治経済学部, 助教授 (90260124)
高岩 義信 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (10206708)
横山 広美 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 上級研究員 (50401708)
安倍 尚紀 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 上級研究員 (90401710)
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Keywords | オーラルヒストリー / アーカイブズ / 巨大科学 / 現代史 / 資源共有化 |
Research Abstract |
平成18年度の活動は、ほぼ、予定された線に沿って行われ、組織的なオーラルヒストリーの実施からアーカイブズによる公開までの一連の方法が確立した。今後の試行によって多少の修正をほどこすことによって、確立した方法を提示できる見通しがついたと言える。 オーラルヒストリーの試行:加藤が以前まとめた「総研大におけるオーラルヒストリーの展望」をベースに、周辺のシニアな科学研究者にオーラルヒストリーを試行した。特に大学共同利用機関の女性研究者多数に行った。 組織的オーラルヒストリーの事務的手順の確立ネバダ大学の研究者を招へいし、オーラルヒストリーを組織的に行う上でのマネージメント(インタビュイーの確定、承諾、実施、映像撮影、テープ起こし、結果のアーカイブズ化)について学び、遂行手順を確立した。 アーカイブズと公開のシステムを検討。個人情報の保護、肖像権、著作権の明確化、記録の公開に関するインタビュイーの同意のとりかた、などの倫理的諸点も検討し、米国における例を参考にして、同意書の原型をほぼ確定した。 オーラルヒストリアンの養成:オーラルヒストリー講座を試行し、プロジェクトへの参加、協力者を募った。オーラルヒストリアンの養成プログラムを検討した。 ターゲットとなるプロジェクトの検討:高エネルギー加速器研究機構のPSプロジェクト、国立天文台のすばるプロジェクトに絞って、くわしい情報を収集した。前者については研究分担者の湯川が理論グループについての情報を整理し、氏の研究分担予定を完了した。 オーラルヒストリーにおける人類学的、社会学的なテーマに関する質問項目について検討した。特に、研究者をとりまく各種社会について検討した。
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