2008 Fiscal Year Annual Research Report
アジア地域における「グローバル化」-市場、制度、アクターの長期的考察-
| Project/Area Number |
18201045
|
|---|
| Research Institution | Hitotsubashi University |
|---|
Principal Investigator |
谷口 晉吉 Hitotsubashi University, 大学院・経済学研究科, 教授 (50114955)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江夏 由樹 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10194002)
城山 智子 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60281763)
奥田 英信 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00233461)
加藤 博 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10134636)
|
|---|
| Keywords | アジア / 経済構造 / 金融システム / グローバル化 / 社会経済史 / 流通市場構造 / 伝統的制度 / アジア商人・生産者 |
|---|
| Research Abstract |
平成20年度は、本プロジェクトの最終年度にあたり、各研究分担者は年度末に設定された国際コンファレンスに向けて、各自の研究を仕上げることを意識しながら、海外調査を行った。東アジア班では、城山はロンドンのギルド・ライブラリーを中心に海外中国人の送金資料など、江夏は台湾国家図書館で総督府関係資料の文献調査を行い、東南アジア班では、奥田がタイのタマサート大学でタイ企業のミクロデータ調査に関する打ち合わせを行い、南アジア班では、谷口はインドの西ベンガル州立文書館で植民地期ジュート生産の資料を調査し、河合はインドの西ベンガル州立文書館、バングラデシュの国立文書館で植民地期のジュート仲買商やジュート工業に関する資料調査を行い、中東班では、清水はウズベキスタン、トルクメニスタン各地を回り、運輸・輸送問題の資料収集を行い、加藤は、イラン、イエメン、エジプトにおいて物流、商人を中心に資料調査を行った。このほかに、3名の大学院博士課程学生が台湾(企業調査)、マレーシア(資本市場と資金調達)、ロンドン(大恐慌期外国為替問題)において資料収集を行った。この他に、国内で6回の研究会を開催した。
国際コンファレンス(Globalization of Asia-A Long-term Analysis of Markets, Institutions and Actors-)は3月24日、25日の2日間にわたり、合計14名(海外招聘者4名、プロジェクト分担者、研究協力者10名)が、3つのセッション(1. Nations in the Era of Globalization、 2. Business and Financial Systems、3. Empires and Colonial Rules Reconsidered)に分かれ、英語による発表と討論を行った。
|
