2006 Fiscal Year Annual Research Report
アフリカ熱帯林における人間活動と環境改変の生態史的研究
Project/Area Number |
18201046
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木村 大治 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (40242573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 光雄 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (50115789)
荒木 茂 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00158734)
寺嶋 秀明 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (10135098)
北西 功一 山口大学, 教育学部, 助教授 (80304468)
小松 かおり 静岡大学, 人文学部, 助教授 (30334949)
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Keywords | 生態史 / アフリカ / 熱帯林 / 環境改変 / 人間活動 / 生態環境 / 情報環境 / 社会環境 |
Research Abstract |
本年度は研究計画の初年度として,海外調査地(カメルーン東南部)における研究体制を整え,次年度以降の本格的な調査の基盤を整備することを目標とした。 具体的には,(1)研究代表者・木村大治が現地に赴き,調査基地であるカメルーン・フィールドステーションの整備にあたった。基地は現在老朽化が激しく,保管してある資材が破損する恐れがあるので,家屋の建て直し作業をおこない,また現地調査協力者による管理体制の再構築をおこなった。また購入したデータロガー(数ヵ月にわたって自動的に気温,湿度を記録することができる機器)の運用テストを行った。次年度以降,本格的なデータ収集をおこなう予定である。(2)研究分担者・荒木茂(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)はフィールドステーション近辺(道路脇の村落,畑,二次林,一次林,森林中および川べりのキャンプなど)の土壌・植生を予察し,GISデータと組み合わせた本格的な分析に向けての準備とした。(3)研究協力者・稲井啓之(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)は,調査地近辺における重要なタンパク質供給源である魚類資源と,漁民による漁撈活動の調査をおこなった。 これらの調査によって得られたデータは,順次カメルーン・フィールドステーション・ホームページに掲載していく予定である。 また以前から継続している,月一回開催の「コミュニケーションの自然誌」研究会において,木村・分藤らの調査によって得られた,人々の情報環境に関するデータの分析に関する討論をおこなった。
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Research Products
(6 results)