2008 Fiscal Year Annual Research Report
アフリカ熱帯林における人間活動と環境改変の生態史的研究
Project/Area Number |
18201046
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木村 大治 Kyoto University, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (40242573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 光雄 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (50115789)
荒木 茂 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00158734)
山越 言 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00314253)
分藤 大翼 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 研究員 (70397579)
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Keywords | 生態史 / アフリカ / 熱帯林 / 環境改変 / 人間活動 / 生態環境 / 情報環境 / 社会環境 |
Research Abstract |
本年度(研究計画の3年目)は,(1)カメルーン東南部を中心とした調査活動を継続するとともに,(2)研究成果のまとめの作業を開始した。 (1)については,以下の研究者をカメルーンに派遣し,人間活動と環境改変に関する調査活動をおこなった(※は研究分担者,その他は連携研究者および研究協力者)。 [生態環境の調査]※荒木茂(土壌と作物生産),林耕次(狩猟採集民の狩猟活動),大石高典(農耕漁撈民の生業活動) [情報環境の調査]※木村大治(狩猟採集民の相互行為),※分藤大翼(熱帯林のサウンドスケープ) [社会環境の調査]寺嶋秀明(狩猟採集民の社会関係),小松かおり(農耕民の社会関係) また,調査地域に2台の気象観測用データロガーを設置し,WWFカメルーンの協力を得て,長期の記録を取る体制を整えた。 (2)については,まず,学生アルバイトを雇用して,別資金によって得られたコンゴ民主共和国の生態人類学的データの入力作業を進めた。このデータは今後,カメルーンをはじめとする他の地域のデータとの比較研究を進めていく予定である。次に,これまでのカメルーンを中心とする調査研究の成果を公刊するための出版計画を進め,各研究者に論文執筆を依頼し,それらの論文を検討する研究会を開催した。科学研究費研究成果公開促進費を獲得することができたので,これらの論文を収めた論文集は2009年度(本計画最終年度)中に出版される見込みである。
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Research Products
(9 results)