2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18202013
|
Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
石川 祥一 実践女子大学, 人間社会学部, 教授 (20320856)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 優治 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40249074)
シュナイダー デニス 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (10246465)
|
Keywords | 大学院英語学習者 / 英語スピーキング / 英語スピーキングテスト / 測定・評価 / SST / 大学英語教育 |
Research Abstract |
本年度は,研究計画の設定において日本の英語教育における英語スピーキングの実態調査を行うものと位置づけた。まず,第1に内外の先行研究調査,及び資料集を行った。ACTFL GuidelinesやCEFRなどの資料,先行研究,文献等から比較・検討を行った。学会の英語スピーキングに関する発表,及び,アジア人の英語コミュニケーション能力と英語スピーキング力との関連などを調査した。 第2として,スピーキングテストとして全世界で利用に供されているVersant for English(旧Phone Pass)と我が国で開発され,現在利用されているSST(Standard Speaking Test)を大学生のスピーキング力を測定するのに適切かどうかの調査,検討を行った。その結果,Versantテストはスピーキングの音声をデータとしての利用が可能であることが判明したので,全国の大学生の受験によって,テスト結果のスピーキングデータ収集を開始した。このデータ収集は次年度いっぱい継続の予定である。また,データ分析についてはこのテスト開発元であるOrdinate社の助言と協力を得る手はずとなっている。 第3は,全国の大学のカリキュラムに設定されている「英語スピーキングの授業」の調査に着手し,その結果を参考として,中学校・高等学校・大学英語教育における英語スピーキング授業のあり方,シラバスの作成,指導方法のマニュアル作成,テキスト作成などの準備を開始した。 来年度は,第1から第3までを完成させる予定であるが,特に,大学生に実施しているスピーキングテストのデータを音声とスクリプト化による資料作成を行って,日本の大学生の英語スピーキング力を測定できるテストのサンプルを制作する予定である。
|