2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18202013
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Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
石川 祥一 Jissen Women's University, 人間社会学部, 教授 (20320856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 優治 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40249074)
シュナイダー デニス 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (10246465)
杉森 直樹 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (40216338)
伊藤 泰子 神田外語大学, 外国語学部, 専任講師 (00433681)
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Keywords | 大学英語学習者 / 英語スピーキング / 英語スピーキングテスト / 測定・評価 / SST / 大学英語教育 |
Research Abstract |
本年度は,研究計画の重点目標として3つを設定したがその3項目は次の通りである。(1)ACTFL Guidelinesの再検討,および研究調査を行った。これに関しては先行研究や文献等にあたり,他の英語スピーキング力判定の基準等と比較分析を試みた。海外調査等は実現できないところもあったが,既存のCanadian Language BenchmarksやALTE Framework等も文献研究を行い,比較検討した。これらに関しては海外調査を行う予定であったが,今年度は一部において実施できなかったので来年度以降に実施する予定である。(2)ALC SST,及び全世界で利用されているVersant for Englishによる日本人大学生へのテストの実施,およびデータ収集・分析である。これについては,現在までに約1000名の全国の大学生に英語スピーキングテストを受験してもらい,音声等のデータを蓄積している。また,一部データについては分析を行って学会発表を行ってきた。これらのデータ分析には,部分的に米国Ordinate社の協力をいただき,詳細な分析を行ってきた。さらに,全国の各学年別による大学生の英語スピーキングのレベルを調査することを継続して行っている。(3)Council of Europe作成のCommon European Framework of Reference for Languages:Learning,teaching,assessmentにおけるoral productionの部門について調査・研究を行った。また,これを評価基準としてVersant for Englishを受験した全国の大学生について,英語スピーキング能力を判定するとA-1レベル(Basic user)以下に当てはまり,話すこと(英語スピーキング)については,改めて英語教育方法の再構成を図らなければならないと考える。
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