2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18202013
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Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
石川 祥一 Jissen Women's University, 人間社会学部, 教授 (20320856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 優治 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (40249074)
伊藤 泰子 神田外語大学, 外国語学部, 専任講師 (00433681)
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Keywords | 外国語教育 / 大学英語教育 / 英語スピーキングテスト / 測定・評価 / テスティング |
Research Abstract |
本年度は研究期間の最終年度にあたり,研究目標としている日本の大学生の英語スピーキング能力の測定・評価の研究調査を行った。(1)その最終的な調査研究として,これまでの調査結果,及びデータ分析等から学力評価が予測できるような「英語スピーキングテスト初級レベル:仮称ERPテスト」を開発(試作版)した。(2)本研究の「英語スピーキングテスト初級レベル:仮称ERPテスト」と現在,国際的に使用されている英語スピーキングテストとの比較研究を行うため,本研究の研究者の所属大学の大学生を対象とした実験を行い,そのテスト結果のデータ分析等を行った。このテスト結果のデータ分析は最終報告書(平成21年3月刊)に掲載している。 新テストの開発を行うために市販の「英語スピーキングテスト」と表されるテストを全国の大学生を対象に行い,そのデータを収集して分析を行ってきた。このデータから主として授業等で簡便に使用できる「英語スピーキングテスト」を目指した。その上で,英語スピーキングの測定,及び評価はコンピュータによる音声認識システムを活用して,受験結果を即時判定できるものとした。開発を行った「英語スピーキングテスト初級レベル:仮称ERPテスト」はテストのデータ等の他のテストとの比較分析の結果として,コンピュータによる日本の大学生の初級レベルである英語スピーキング能力の評価は限定されるが測定・評価できるものとなった。大学の英語授業の中での英語スピーキング能力の評価を行うには限られた時間とそれを評価できるある程度の訓練を受けた英語教員が必要とされてきたが,このテストを授業の中に導入することでその授業効果と利便性が増加するものと考えられる。
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Research Products
(4 results)