2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18202019
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
吉田 裕 Hitotsubashi University, 大学院・社会(科)学研究科, 教授 (20166979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糟谷 憲一 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (80143345)
池 享 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20134885)
渡辺 治 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (70013026)
木村 元 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (60225050)
田崎 宣義 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40107157)
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Keywords | 日本史 / 朝鮮史 / 歴史認識 / 日朝関係史 / 日韓歴史共同研究 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
1. 5つの研究項目班それぞれが、班の計画に応じて韓国及び日本で現地踏査や史料調査・収集を行った。とりわけ韓国の国史編纂委員会で対馬藩旧蔵の史料の収集を行った。 2. 分担者及び研究協力者が集う研究会・会議を2回開催した。報告者とタイトルは次にごとくである。木村元「日本の戦後教育学の展開と課題-教育史研究に注目して-」、木村直也「幕末維新期の対馬と日朝関係」、南相九(東北アジア歴史財団研究員)「韓国政府傘下の「過去事」関連委員会の現況と歴史認識」。 3. 本年度の共同研究の総括と、韓国の日本史・朝鮮史研究者(ソウル大学校を中心とする研究者)との研究交流のために、2008年8月22日から25日までの4日間、長崎県対馬市で日韓歴史共同研究プロジェクト第11回シンポジウムを開催した。第3回シンポジウム以来、日韓両国における歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係史上の重要な論点を逐次取り上げて、率直に議論をおこなっていくことを課題として、シンポジウムを開催している。今回のシンポジウムにおいては、日本側2本、韓国側2本の報告を用意した。日本側は、共同研究会の議論を基にして木村直也、木村元が報告した。韓国側は、李泰鎮(「歴史変動期における日本と朝鮮半島」)、都珍淳(「平和作りと戦争の正視-対馬島の戦争遺跡-」)が報告した。あわせて対馬島の戦争関連遺跡の踏査を行った。 4. 第10回シンポジウムの成果を収載した報告書を印刷した。 5. 本プロジェクトの研究成果を公開するため、雑誌『日韓相互認識』第2号を印刷した。
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Research Products
(16 results)