2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18203015
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
小川 英治 Hitotsubashi University, 大学院・商学研究科, 教授 (80185503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 素香 中央大学, 経済学部, 教授 (20094708)
深尾 京司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30173305)
岩崎 一郎 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (70323904)
川崎 健太郎 東洋大学, 経営学部, 准教授 (80366509)
熊本 方雄 東京経済大学, 経済学部, 准教授 (30328257)
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Keywords | 経済通貨同盟 / ユーロ / EU拡大 / 経済統合 / 経済収斂 / 直接投資 / 生産性 / ERM2 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトの研究メンバー(研究代表者、研究分担者、海外共同研究者)がそれぞれ、EUの金融市場統合、EUの経済統合、EU諸国の生産性、EU拡大と直接投資、EUにおける物価、拡大EUにおけるユーロ、EUにおける労働市場の研究テーマいついて研究を進めている。これらの研究は、共通して実証分析が中心となる。EUが進めてきた市場統合、経済統合、そして、通貨統合が、既存EU諸国において、生産物市場(物価収斂効果)と生産要素市場(労働市場と資本市場)と生産性と金融市場にどのような影響を及ぼしたかを分析している。また、EU拡大が直接投資に及ぼす影響を分析するとともに、新EU加盟国のユーロ圏への加盟の可能性について、最適通貨圏の観点から分析し、新EU加盟国のユーロ圏加盟に備えた通貨政策についても分析している。 研究プロジェクトの途中の成果を発表するために、2007年9月11日にEUIJ(EU Institute in Japan)と共催で国際シンポジウムを開催した。その国際シンポジウムでは、Stefan Huber (Delegation of the European commission to Japan)、 Agnes Belaisch (IMF, Office in Europe)、 Roberto Artoni (Bocconi University)、 Francesco Drudi (ECB)を招聴して、本研究プロジェクトメンバーの内、田中素香、深尾京司、岩崎一郎、小川英治が中間報告を行い、活発な議論が行われた。 また、この段階での研究成果(研究メンバーの論文7本)を小川英治編著『EUスタディーズ2経済統合』(勁草書房、2007年9月)として出版した。
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Research Products
(8 results)