2007 Fiscal Year Annual Research Report
超強力永久磁石の開発とその応用、特にリニアーコライダーと中性子光学への新展開
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18204023
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岩下 芳久 Kyoto University, 化学研究所, 准教授 (00144387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹尾 登 京都大学, 理学研究科, 教授 (10115850)
熊田 雅之 京都大学, 放射線医学総合研究所・加速器物理工学研究部, 主任研究員 (50044748)
横谷 馨 京都大学, 高エネルギー加速器研究機構・加速器研究施設, 教授 (40141973)
清水 裕彦 京都大学, 高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所, 教授 (50249900)
田内 利明 京都大学, 高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所, 准教授 (20154726)
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Keywords | 超強力永久磁石 / 改良型Halbach配列 / 四極磁石 / 六極磁石 / 多極磁石 / リニアーコライダー / 最終集束レンズ / 冷中性子 |
Research Abstract |
リニアーコライダー用の最終集束レンズに関しては試作第2号機を製作した。ビームテストを通じてそのフィージビリティを実証するため、最終集束のテスト実験を行う予定であるATF2でも実験が可能なように、外形はILC用と同じままでボア径を大きく設計した。ATF2ではビームエネルギーも低いため、この変更を行っても強度は十分と想定される。回転駆動部などの形状は同じであるため、ATF2でビームテストが出来れば、その評価が可能である。現在試作機は磁石の調整を行っており、磁場測定などの評価をH20年度に行う予定である。また、回転駆動には強磁場中でも対応可能なように超音波モーターを採用したが、その回転制御にロータリーエンコーダーによるフィードバック制御が必要であり、その検討を今後行う。ビームライン上に設置するための位置調整機構なども検討課題である。 六極磁石に関しては組立後モータを使って25Hz運転を行い、温度上昇を測った結果、40℃程度の温度上昇があったため、内輪を二種類追加製作し製作してその効果を測定した。成績の良かった物は磁極部分に積層構造を用いた物で、温度上昇で約半分になった。積層構造による機械的強度低下は、構造を工夫することにより、回避することが出来た。また、初期の1/2スケールモデルはモーター軸から外輪への回転力伝達に歯車を使用していたが、外輪回転時に交互に正負の大きなトルクが発生するためにギアの摩滅が大きかった。これはベルト駆動に変更した結果、内輪の機械的強度検証も兼ねた六時間以上の連続耐久試験にも耐えている。一方、外輪を回転させる際に発生する大きなトルク振動に対する対策として現在フライホイールを使っている。トルク自身を低減させる方策を検討してきた結果、バネなどの機械的エネルギーとして吸収させるのは寿命などに問題があることがわかった。このため、更に効果的な方法を考案、具体化を進めた。
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[Presentation] 超強力磁石を用いた強度変調六極磁石2007
Author(s)
市川雅浩, 岩下芳久, 田島裕二郎, 頓宮 拓, 猪野 隆, 清本裕彦, 武藤 豪
Organizer
日本中性子科学会第7回年会(JSNS2007)
Place of Presentation
九州大学、(病院地区)コラボステーションI・II
Year and Date
2007-11-28
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[Presentation] Permanent magnet option for 14mr IR2007
Author(s)
Y. Iwashita, T. Okugi, T. Tauchi, T. Omori, K. Kuroda, H. Yamamoto, M. Kumada
Organizer
ILC Interaction Region Engineering Design Workshop
Place of Presentation
Stanford Linear Accelerator Center, Menlo Park, California
Year and Date
2007-09-18
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[Presentation] MODIFICATION AND MEASUREMENT OF THE ADJUSTABLE PERMANENT MAGNET QUADRUPOLE FOR THE FINAL FOCUSIN A LINEAR COLLIDER*2007
Author(s)
Y. Iwashita, M. Ichikawa, Y. Tajima, H. Fujisawa, S. Kuroda, T. Okugi, T. Tauchi, M. Kumada, C. M. Spencer
Organizer
PAC07, Albuquerque, New Mexico, USA
Place of Presentation
Albuquerque, NM, USA
Year and Date
2007-06-28
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[Presentation] Permanent magnet final quadrupole2007
Author(s)
Y. Iwashita1, T, Okugi, T. Tauchi, T. Omori. K. Kuroda, H. Yamamoto, M. Kumada
Organizer
International Linear Collider Workshop-LCWS 2007/ILC 2007
Place of Presentation
DESY Hamburg, Germany
Year and Date
2007-06-01
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