2007 Fiscal Year Annual Research Report
Gauge-Higgs Unificationの新たな展開
Project/Area Number |
18204024
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 青司 Kobe University, 理学研究科, 教授 (80201870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲見 武夫 中央大学, 理工学部, 教授 (20012487)
坂井 典佑 東京工業大学, 理学部, 教授 (80108448)
細谷 裕 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50324744)
坂本 眞人 神戸大学, 理学研究科, 助教 (30183817)
川村 嘉春 信州大学, 理学部, 教授 (10224859)
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Keywords | Gauge-Higgs unification / 階層性問題 / 標準模型を越える物理 |
Research Abstract |
Higgsとゲージ粒子というスピンが1だけ違うボゾンを高次元ゲージ理論の枠組みで統一するGauge-Higgs Unificationのシナリオは、素粒子理論の大問題である「階層性問題」の超対称性を用いない新たな解法を与えるという意味でも大変興味深い。当該研究の目的は、こうした新しい素粒子理論の方向性を与えうるGauge-Higgs Unificationについて、素粒子の真の現実的模型となり得るために必要な諸問題の解決を目指すこと、このシナリオの可能な拡張、また、このシナリオの新側面への展開を図って行くことである。 今年度、当該グループは様々な研究成果を得たが、研究代表者に限ると以下の様な具体的研究成果が共同研究により得られた: 1.Grand Gauge-Higgs Unification このシナリオに基づく大統一理論を構築した。物資場が規約表現にぴったり収まること、陽子はtreeレベルでは安定なこと、等が示された(Phys. Lett. B653('07)320-327に掲載)。 2.有限なフェルミオンの異常磁気モーメント このシナリオではフェルミオンの異常磁気能率が時空の次元に依らず有限値として計算可能なことを演算子に基づいて議論し、具体的計算によっても示した(Phys. Rev. D76('07)075009に掲載)。 3.高次元重力理論における量子力学的超対称性 Gauge-Higgs Unificationのような高次元的ゲージ理論には量子力学的超対称性が存在することを以前示したが、同様な超対称性が、高次元重力理論においても存在することを示した(Phys. Rev. D77('08)045020)。
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Research Products
(5 results)