2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Novel thermoelectrics emerging from multinary freedoms of clathrates encapsulating rare-earths and alkaline metals
Project/Area Number |
18204032
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Condensed matter physics II
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
TAKABATAKE Toshiro Hiroshima University, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (40171540)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2009
|
Keywords | クラスレート / 熱電変換 / 格子振動 / ラマン散乱 / 超音波物性 / 熱伝導 |
Research Abstract |
カゴの中にゲスト原子を内包する化合物では, ゲストが独立した運動の自由度を保ちながらカゴの電子・格子系と相互作用するために, 特異な超伝導や極めて低い熱伝導などの新規な物性が発現する。熱電変換物質として注目されているカゴ状物質であるクラスレートは, 極めて低い熱伝導と巨大な熱電能を示す。その物理的起源を解明する目的で下記の研究を行う (1) 結晶構造タイプとキャリアを制御したII族元素内包クラスレートの単結晶試料, 及び希土類イオンを内包させた新規なカゴ状化合物を合成する (2) そのバルク測定(熱輸送)とミクロ測定(超音波, ラマン散乱, 中性子散乱, 光電子分光)を行う。加圧によってカゴを縮め, ゲストのラットリング運動を非中心から中心へと遷移させる (3) 巨大な熱電能と低い熱伝導とが共存できる条件を明らかにする
|
Research Products
(18 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Remarks] 宇田川眞行, 高畠敏郎「熱伝導率の原因解明」毎日新聞2008年5月20日朝刊6頁
-
[Remarks] 宇田川眞行, 高畠敏郎「熱伝導制御原子の動き解明」科学新聞2008年6月6日
-
[Remarks] 宇田川眞行, 高畠敏郎「夢の熱電物質開発へ」中国新聞2008年5月31日朝刊1頁
-
[Remarks] 宇田川眞行, 高畠敏郎第7回広島大学学長表彰, 2008年11月26日「熱電変換クラスレートの熱伝導率抑制の機構を解明」