2008 Fiscal Year Annual Research Report
車々間マルチホップアドホックネットワーク基盤技術の研究開発
Project/Area Number |
18206043
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
間瀬 憲一 Niigata University, 自然科学系, 教授 (90313501)
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Keywords | アドホックネットワーク / 車々問通信 / 位置情報利用型ルーティング / IPアドレス自動割当プロトコル / 高信頼性MACプロトコル / シミュレーション技術 / 誤り訂正技術 / テストベッド構築 |
Research Abstract |
本年度の主な研究成果は以下の通りである。 1.位置情報とディジタル道路地図を用いるルーティングプロトコル 次ホップ中継方式の性能向上を目的とし、次ホップを選択する基準として位置情報と無線通信路の状態の両方を考慮するメトリックを提案し、スループット特性向上を確認した。また、位置情報利用型ルーティングプロトコルで問題となるネットワークトポロジの連結性について、現実的なノードの移動モデル環境で検討し、この場合においても臨界密度が存在することを示した。 2.IPアドレス自動割当プロトコル 各ノードのIPアドレスが他のノードのIPアドレスと重複していることを検出する手法を提案した。提案方式では一意性が保障されるような長い鍵を分割した部分鍵により、アドレス重複を検出する。シミュレーションにより、検出性能を劣化させることなく、制御オーバヘッドを減らすことを確認した。 3.チャネル割当プロトコル 仮想インタフェースを備えることで、複数無線インタフェースを一つのIPアドレスで制御する動的チャネル割当を行うアルゴリズムを開発した。シミュレーション評価を行い、スループット特性向上を確認した。 4.新ノードの開発 上記チャネル割当プロトコルを実装し、実験によりスループットが向上することを確認した。
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Research Products
(20 results)