2006 Fiscal Year Annual Research Report
自動車・歩行者群の影響を記述するCFDモデルの開発と高密度市街地の熱空気環境解析
Project/Area Number |
18206061
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
持田 灯 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (00183658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉野 博 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (30092373)
小野田 泰明 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (00185654)
渡辺 浩文 東北工業大学, 工学部, 助教授 (60247236)
境田 清隆 東北大学, 大学院環境科学研究科, 教授 (10133927)
丸山 敬 京都大学, 防災研究所, 助教授 (00190570)
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Keywords | 自動車 / 歩行者 / CFD / Canopyモデル / 高密度市街地 / 風環境 / 温熱環境 / 空気汚染 |
Research Abstract |
1.走行する自動車群の影響を記述する数学モデルの基本的枠組みの検討(持田・丸山) ・従来のCanopyモデルの方法論を拡張し、走行する自動車の集団が流体に及ぼす影響、すなわち路面付近の風測低下と乱流混合の増大の影響を記述するモデルを導出した。 2.実際の街路空間を対象とした実測 ・実際の8月の仙台市中心市街地を対象に、交通量の異なる条件下において、気流分布、温熱・空気環境の実測を行い、以下の項目に関するデータを取得した。 (1)街路空間の気流分布、温熱・空気環境の測定(持田・境田・吉野・渡辺) ・風速、乱流エネルギー、レイノルズストレス、NOx濃度、乱流熱フラックス、熱的要素(温湿度、サーモカメラによる自動車及び歩行者の表面温度)の測定を行った。 (2)車両・人の動きの分布の測定(小野田) ・ビデオカメラを用いて車両や人の動きの分布を撮影記録し、時間帯ごとの台数・人数データの取得を行った。 3.自動車群の空力学的影響を記述するモデル(自動車群Canopyモデル)の開発 (1)自動車群の影響に関わる入力パラメータ最適化のための風洞実験(武山・植松・富永) ・多点風圧計測システムを構築し、自動車群モデルの風圧力分布の予備測定を行った。 (2)自動車群の影響に関する数値解析の実施及びモデルの最適化(持田・富永・丸山) ・1.で作成した自動車群Canopyモデルを組み込んだCFD解析を行い、2.で蓄積されたデータと比較・照合し、モデル中に含まれる数値パラメータの最適化を行った。
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Research Products
(5 results)