2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18206082
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
丹羽 幹 Tottori University, 工学研究科, 教授 (10023334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片田 直伸 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (00243379)
奥村 和 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (30294341)
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Keywords | ゼオライト / 固体酸性質 / IRMS-TPD / アンモニア / ブレーンステッド酸 / パラフィン分解 / モノレイヤー固体酸酸化物 |
Research Abstract |
ゼオライト固体酸について (1)アルカリ土類イオン(Ca,Ba,Mg),Laイオン交換,および超安定化Yゼオライトの酸性質に注目し,IRMS-TPD実験によってブレーンステッド酸性質の強度を測定した,DFT計算によって,Yゼオライトのブレーンステッド酸点の強度がカチオンにより強められることを確認した.触媒活性と酸強度の相関性を検討した.これらを総合して,イオン交換Yゼオライトの酸性質と触媒活性の相関性を検討した. (2)DFT計算によって,これまで実験的に測定されてきた各種ゼオライトのブレーンステッド酸強度を計算し,実測値との照合を検討した. (3)炭素数の異なる炭化水素の分解反応速度を測定し,酸強度との相関性が炭素数によってどのように変化するかを調べた. 酸化物モノレイヤー固体酸について (1)モノレイヤー酸化物触媒のうち,SO_4^<2->/ZrO_2などのブレーンステッド酸とルイス酸点の酸量・酸強度を測定した. (2)ルイス酸点を示す吸着アンモニアのIR測定における吸光度係数を決定した. 以上の結果,IRMS-TPD法がゼオライトおよび酸化物の固体酸性質の詳細なキャラクタリゼーション技術となることがわかり,また同時に,量子化学計算によってそれらがよくサポートされることを明らかにした.
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Research Products
(7 results)