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2006 Fiscal Year Annual Research Report

寄生バチの回避機構を利用した昆虫の生体防御システムにおける多様性の解析

Research Project

Project/Area Number 18208005
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

田中 利治  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授 (30227152)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 素子  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 助教授 (20262892)
川北 一人  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授 (90186065)
Keywords顆粒血球 / プラズマ血球 / 異物認識機構 / 血球のクラス分け / ポリドナウイルス
Research Abstract

現在、ニューログリアンの一部シークエンスを終わったところで、あまり大きくない分子と予測されたことからすぐに終了すると思っていたが、全長がとれずなかなか全シークエンスの解明に到らないところで足踏みをしている。シークエンスが明らかになったところで、in situなどでその発現場所等を明らかにし、他のいくつか上がっている異物認識に関与すると思われるシークエンスの解明を進めながら異物認識の機構解明を進めていく。
一方Meteorusに寄生された寄主では顆粒血球がアポトーシスを起こすと言うことがわかっていたが、どうやらプラズマ血球も同様にアポトーシスを起こすことがわかってきた。しかし顆粒血球と違うところは、多分造血器官と思われるが、そこからどんどん補給されることで、もとの状態にまで短時間で戻っていることがわかってきた。しかし、造血器官がない部分として遊離腹部を作っても、プラズマ血球の数は復活するので、新しい血球供給源の存在が示唆された。ここで、プラズマ血球の供給源が造血器官以外に存在するかどうかを明らかにする必要が出てきた。つまり、プラズマ血球がまったく影響を受けないのではなく寄生後顆粒血球と同様にこわれていくが、どんどん補給されてもとの状態に近いところまで復活していることは、何らかの造血器官がこの寄生バチのVLPの影響を受けないという可能性を示している。この可能性を現在検討中である。
また寄生バチの幼虫期間の初期において大きな異物としての寄生バチ幼虫が全く排除されない機構は、まだほとんどわかっていないところから血球動態、および血球の特性をまず明らかにしていく。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] The mechanism of the emergence of Cotesia kariyai (Hymenoptera : Braconidae) larvae from the host2006

    • Author(s)
      Nakamatsu, Y., Tanaka, T., J.A.Harvey
    • Journal Title

      Eur. J. Entomol. 103

      Pages: 355-360

  • [Journal Article] Influence of nutrient deficiency caused by host developmental arrest on the growth and development of a koinobiont parasitoid2006

    • Author(s)
      Nakamatsu, Y., Kuriya, K., J.A.Harvey, T.Tanaka
    • Journal Title

      J. Insect Physiol. 52

      Pages: 1105-1112

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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