2007 Fiscal Year Annual Research Report
頭蓋顎顔面骨格先天異常に対する新規治療法開発と実用化への基礎的研究
Project/Area Number |
18209060
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
森山 啓司 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20262206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大庭 康雄 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (40294706)
高橋 巧 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30363154)
北瀬 由紀子 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (70363166)
谷本 起穂 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20380032)
井澤 俊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (30380017)
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Keywords | FGFR2 / Apert症候群 / 頭蓋冠早期癒合症 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)2遺伝子のconstitutive active formであるApert型変異を伴ったヒトFGFR2遺伝子(FGFR2S252WIIIc:以下IIIcと略す)、ならびに、この変異型ヒトFGFR2遺伝子の膜貫通領域および細胞内領域を欠く可溶型受容体(sFGFR2S252WIIIc;以下sIIIcと略す)をそれぞれ過剰発現するトランスジェニックマウス(Tgマウス)の作出を目的に実験を行った。CMVプロモーターを含むプラスミドベクターに各コンストラクトを組み込み、マイクロマニピュレーターを用いて受精卵へのインジェクションを行った。これにより各コンストラクトを含む2系列のファウンダーを作出し、さらにF1の作出を試みたところ、IIIcについては8ライン、sIIIcについては10ラインの作出されたことをPCR産物の解析結果から確認した。そこで、次にこれらを用いて、Tg IIIc(+/-)ならびにTg sIIIc(+/-)のF2をそれぞれ作出し、PCR法によりジェノタイピング行った上で、肉眼的観察ならびにμCTを用いた各動物の頭蓋冠、四肢、顎顔面部等における表現系の観察を行っている。さらに、各Tgマウスの頭蓋冠を用いて、コラゲナーゼ消化によって骨芽細胞様細胞を単離した後に継代培養を行い、各種骨芽細胞マーカーを用いた細胞レベルでの表現系解析を行うためのin vitro実験系の確立を行っている。
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Research Products
(4 results)