2006 Fiscal Year Annual Research Report
教育の国際援助・交流・連携の政治経済学的探求-「国際教育政策学」の構築を目指して
Project/Area Number |
18252007
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝間 靖 早稲田大学, 大学院アジア太平洋研究科, 助教授 (80434356)
園田 茂人 早稲田大学, 大学院アジア太平洋研究科, 教授 (10206683)
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Keywords | 国際教育協力 / 国際教育交流 / 国際教育連携 / 国際関係論 / 教育援助 / ユネスコ / ユニセフ / 世界銀行 |
Research Abstract |
本年度は初年度であり、研究実施体制を構築するため以下のような活動を実施した。(1)研究実施体制構築セミナー(2006年7月、早稲田大学)-このセミナーでは、研究分担者・研究協力者が一同に会し、(1)研究代表者からの本研究プロジェクトの概要・「教育の国際関係論に関する試論」に関するプレゼンテーションを行い、本研究プロジェクトの方向性に関して協議を行った。 (2)日本の教育援助の政治経済学的研究の実施-(1)の結果、初年度の研究対象として、日本の教育援助を取り上げることとし、各自で研究活動を実施した。 (3)アジア比較教育学会(2007年1月、香港大学)での研究成果発表-(2)の研究成果を基にして、香港で開催されたアジア比較教育学会(国際学会)において、3つのパネルを組織し、11名の研究分担者により、10の研究発表を実施した。 (4)ユネスコ国際教育計画研究所「Fundamentals」の日本語訳出版準備-(1)の結果、本プロジェクトの中で、ユネスコ国際教育計画研究所の「Fundamentals」シリーズの一部(12冊)を研究分担者によって日本語で翻訳・出版することが決定した。これに従い、研究代表者の黒田と研究分担者の広里恭史名古屋大学教授が監修者となり、翻訳を実施した。この交渉のため、2006年11月にパリにおいて、ユネスコ教育計画研究所のマークブレイ所長と協議を実施した。この翻訳書は東信堂から2007年度に出版の予定である。 (5)北米比較教育学会(2007年3月、ボルチモア)での研究成果発表-(2)の研究成果を、ボルチモアで開催された北米比較教育学会(Comparative and International Education Society)において、研究代表者が発表した。
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