2006 Fiscal Year Annual Research Report
イタリアにおける歴史的な組積造建築とRC建築の構造・材料と修復に関する調査
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18254004
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| Research Institution | Nagoya City University |
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Principal Investigator |
青木 孝義 名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 助教授 (10202467)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷川 恭雄 名城大学, 理工学部, 教授 (70023182)
中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
湯浅 昇 日本大学, 生産工学部, 助教授 (00230607)
濱崎 仁 独立行政法人建築研究所, 主任研究員 (30370703)
高橋 典之 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60401270)
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| Keywords | 国際研究者交流 / イタリア / ヴィコフォルテ教会堂 / 飛行船格納庫 / 組積造 / RC造 / 劣化現況 / 保存修復 |
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| Research Abstract |
本研究は、イタリアにおける歴史的な組積造建築であるヴィコフォルテ教会堂(国宝)と、RC建築である飛行船格納庫(国宝)のa)目視、非破壊・微破壊検査による劣化現況調査、b)構造・振動調査、c)構造解析による構造特性の把握と分析、に関する海外学術調査を実施したものである。
1.三次元レーザースキャニングを実施して、教会堂と飛行船格納庫の形状計測を行った。
2.目視および赤外線サーモグラフィー・法により、教会堂のメインドーム内殻面と礼拝堂天井のフレスコ画の浮き箇所の特定、および補修工事後の外壁石貼りの状況を確認した。また、RC飛行船格納庫に赤外線サー・モグラフィー法を適用した。
3.Galloによりドームに設置された3組の補強リングのうち、一番上の1組について衝撃弾性波法により破断調査を行った結果、連続していることを確認した。
4.非破壊・微破壊試験により、レンガ、モルタル、鉄筋の劣化現況を調査した。
5.教会堂とドーム内外の温湿度、変位、ドーム基部に設置された補強リングの張力変化に関するモニタリング、飛行船格納庫の温度、変位のモニタリングを行った。
6.教会堂の多点同時常時微動測定を行い、固有振動数と固有モードの推定を行った。また、教会堂と飛行船格納庫の地盤の常時微動測定を行った。
7.構造解析により、教会堂全体の荷重の伝達メカニズムとクラックの発生原因を明らかにした。
8.サンタ・マリア聖堂に付随するマチルダ鐘楼(煉瓦造)、国内における常滑市の煉瓦煙突、本耶馬溪町の羅漢寺橋(石造)、RC造4階建て校舎の固有振動数と固有モードの推定、損傷同定を行った。
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