2006 Fiscal Year Annual Research Report
再構成可能デバイス向け統合EDAツールに関する研究
Project/Area Number |
18300015
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
飯田 全広 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 助教授 (70363512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末吉 敏則 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授 (00117136)
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Keywords | マルチコンテキスト / コンテキスト統合 / テクノロジマッピング / 配線共有 / FPGA / 構成データ |
Research Abstract |
システムLSIに搭載されるプログラマブルロジックの実現に向けて,これまでの研究してきたデバイス・アーキテクチャを活かす専用のEDAツールを開発することを目的とし,そして,それを用いることでシステムLSIの生産性の向上と多品種展開を実現するために,本年度は下記のような計画で研究を進めた. (1)マルチコンテキスト化手法の研究 本研究では、再構城の単位を論理ブロックとすることで、領域に依存せず再構成するとともに再構成データの縮小を目的として、配線共有型のマルチコンテキスト方式を提案している.本年度は,リコンフィギャラブルロジックの低消費エネルギー化を実現するマルチコンテキスト化手法のパラメータ探索を中心に研究を進めた. (2)コンテキスト統合アルゴリズムの研究 再構成の単位を論理ブロックとする配線共有型のマルチコンテキスト方式のアルゴリズムを研究し,少ない構成データの書換えでマルチコンテキスト化を実現する方式を考案した.この方式は動的に再構成する回路部分とされない部分が混在していても回路の書換えが容易であり,さらに書換え信号は通常の信号線であることから特別な(専用の)配線を用いる必要がない. (3)テクノロジマッピング手法の開発 複数の粒度を持つ論理セルに対して,効率的に回路をマッピングできるテクノロジマッピングツールを開発した.複数の劉殿論理セルを使用することで,実装効率の向上と構成データの縮小,そして,動作速度の向上の3つが同時に実現できる.
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