2007 Fiscal Year Annual Research Report
再構成可能デバイス向け統合EDAツールに関する研究
Project/Area Number |
18300015
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
飯田 全広 Kumamoto University, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (70363512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末吉 敏則 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (00117136)
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Keywords | マルチコンテキスト / コンテキスト統合 / テクノロジマッピング / 配線共有 / FPGA / 構成データ / 低消費電力化 |
Research Abstract |
システムLSIに搭載されるプログラマブルロジックの実現に向けて、これまでの研究してきたデバイス・アーキテクチャを活かす専用のEDAツールを開発することを目的とし、その実現に向けて以下に示す4項目の研究成果を挙げた。また、研究成果として、論文誌2件、国際会議3件の発表をおこなった。 1.マルチコンテキスト化手法の開発:リコンフィギャラブルロジックの低消費エネルギー化を実現するマルチコンテキスト化手法を開発し、その評価を行った。その結果、提案方式で低消費電力化が実現できることを示した。 2.コンテキスト統合アルゴリズムの開発:コンテキスト統合アルゴリズムについて原理の確認を行った。また、その結果を受けて、現EDAツールに組み込んで評価した。 3.クラスタリング手法および配置配線ツールの開発:提案方式のツールとしての完成度を高め、具体的な応用回路を用いて総合的な評価を開始した。配置配線ッールは、これまでトロント大学で開発された配置配線ツールVPRをベースに開発してきた。これに平成19年度に開発した配置アルゴリズムを組込み、ツールとして統合した。また、様々なリコンフィギャラブルロジックのデバイス・アーキテクチャに対応するための機能も検討した。 4.統合EDAツールのGUI作成:EDAツールとして統合するための検討を開始した。その際、GUIを含むフロントエンドの開発に着手し、様々なデバイス・アーキテクチャの評価に使用可能なEDAツールとして完成を目指した。
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