2008 Fiscal Year Annual Research Report
超広帯域周波数資源適応共用機構の創生とユビキタスサービスの適応的提供機構への応用
Project/Area Number |
18300023
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
前田 忠彦 Ritsumeikan University, 情報理工学部, 教授 (40351324)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 英嗣 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60127058)
毛利 公一 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (90313296)
西尾 信彦 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70286631)
|
Keywords | 超広帯域アンテナ / 人体等価ファントム / Sパラメータ法 / 通信品質予約管理 / 八木宇田アンテナ / アソシエーション最適化機能 / プライバシ情報制御 / 双方向アクティブタグ |
Research Abstract |
環境適応型超広帯域アンテナによる包括バーチャルソフトハンドオフの基礎部分の開発としては,複数の無線基地局を用いた制御システムの完成を目指したシステム開発を行った.当該システムでは,基地局向けのソフトウェアとして,通信帯域制御機能,端末からの通信品質予約管理機能,基地局と端末とのアソシエーション最適化機能の実現がほぼ完了した.また端末向けのソフトウェアとして,基地局との協調処理を実現する機能を実現した. 超広帯域にわたるアンテナシステム評価のため、チタン酸マグネシウムを用いる超広帯域人体等価ファントムとSパラメータ法を用いた平衡給電アンテナのインピーダンス測定法を開発した.また相対放射効率測定を層状の人体等価ファントム近傍に配置されたアンテナの放射効率測定に適応し、深さ方向媒質定数変化に関わるわずかな放射効率変化の差異を実験的に検出することに成功した.これらの測定・評価技術をもとにUWB用アンテナの小型化・低漏洩電流化の研究をすすめ、あわせて誘電体厚さ方向に形成したマイクロ波帯人体装着型八木宇田アンテナを提案しその基本特性を明らかにした. サービスを含むシステム全体の評価では、時間変動型サービス提供実現のため、前年度より開発を続けてきたプライバシ情報制御可能な双方向アクティブタグであるPreCog-Tagを用いた開発基盤プラットフォームを研究開発し、更に街中の歩行者を追尾する認識アルゴリズムの動的な切り替え機構と情報提供のための動的なGUI生成機構を研究開発し、それらをマルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウムで発表した.このシステムを更に発展させ実世界指向コンテンツのためのCMSとそれに特化したクライアントシステムの研究開発に着手し、そのプロトタイプデモをインタラクション2009で行なった.
|