2007 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット上のエデュテインメントコンテンツ制作基盤
Project/Area Number |
18300027
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
米倉 達広 Ibaraki University, 工学部, 教授 (70240372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌田 賢 茨城大学, 工学部, 教授 (70204609)
岡本 秀輔 成蹊大学, 理工学部, 准教授 (30262380)
塙 大 成蹊大学, 理工学部, 助手 (50422506)
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Keywords | エデュテインメント / コンテンツ制作 / マルチモーダルインタフェース / 状態遷移図 / Web-Com / Islay / 遠隔教育 |
Research Abstract |
本課題において申請者らは「楽しみながら学習する」「学ぶことが楽しみになる」というエデュテインメントコンテンツの制作支援環境の整備とその評価を進めてきた。これらは、エデュテインメントインフラの整備に関する手法とエデュテインメントコンテンツ開発環境構築に関する手法の2つに大別できる。今年度は具体的に、前者において分散仮想環境用状態更新データの情報量向上に関する研究およびモバイル型遠隔教育支援環境の開発、後者では、WEBブラウザの情報収集機能強化ならびにオフライン・オンラインの両方を視野に入れたWebコンテンツ制作支援環境開発で成果を挙げた。以下、次頁の文献番号との対応において述べる。(1)遠隔教育用コンテンツの、Qualcom社製BREW環境携帯電話用再生機能の開発、(2)分散仮想環境用状態更新データの内挿と外挿に関するDead reckoning手法の理論的限界の考察、等が前者に属し、(3)オンライン球技ゲーム環境における「スペース」に関する数学的解析とそのサッカーゲームモデルの試作、(4)WEBブラウザの情報収集機能のカスタマイズを支援するビジュアルプログラミング環境の開発、等が後者に属する。また、申請者らの開発したWeb-Com、IslayのLinux版を開発したうえで、日立市教育研究会(教育委員会の諮問機関)に参加し、日立市内の中学校でWeb-Com教材とLMSの統合化実証実験ならびに筆者らの研究室で開発したCGM(Consumer Generated Media)型オンラインテストDBの試験的導入を行ってきた。これらにより、当初において第二年度に予定していた、教育コンテンツ動作環境のモバイル化の充実、オープンソース化の更なる展開、およびそれらの実証試験実施とモデル評価はほぼ実現できたと言って良い。
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Research Products
(9 results)