2007 Fiscal Year Annual Research Report
ボリュームコミュニケーション技術による遠隔協調研究支援環境の構築
Project/Area Number |
18300032
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小山田 耕二 Kyoto University, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (00305294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江原 康生 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (40324686)
伊藤 貴之 お茶の水女子大学, 理学部, 准教授 (80401595)
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Keywords | 可視化 / ボリュームコミュニケーション / シミュレーション |
Research Abstract |
平成19年度は、タイルド表示装置を用いて、ボリュームデータを表示・共有・操作することが可能な基本的環境を構築した。タイルド表示装置とは、商用の液晶モニタをタイル上に配列させ、安価で高解像度を実現するための表示機構である。具体的な研究成果としては以下の2点があげられる。 第1には,四面体単位で処理を行えるPBVR法を使用して,PCクラスタの分散環境下で大規模非構造格子データの可視化を行うシステムを開発したことである。本システムの有用性を示すためステージ毎の処理時間とメモリ使用量を測定した.クラスタの各PC担当領域データの取得において,計算ノードの増加に応じて非構造格子データの読み込み時間が減少した.また,この減少に伴い、粒子群の生成・投影の時間が減少した.これらの実験結果より,分散処理による台数効果が得られることを確認した.本システムを用いて実験を行った結果,計算ノード4台の場合に四面体数ほぼ十億の非構造格子データを3.68秒で可視化でき,これまでの手法と比べて大規模非構造格子データを効率よく可視化できることがわかった. 第1には,タイルド表示装置を用いてボリュームコミュニケーション環境を試作したことである。多地点でのビデオ会議システムを用いてボリュームコミュニケーションを行う際、話したい方の相手とうまくコミュニケーションをとれないといった違和感の問題が生じる。これはネットワーク経由で相手の顔が映し出されたディスプレイを見つめるだけでは、実世界でもコミュニケーションに不可欠なMutual Gaze-Awarenessが欠落してしまうためである。本研究では大画面上に多数の映像画面が表示可能なタイルドディスプレイを用い、画像認識技術を用いた顔方向推定によって効果的な送信映像の自動切換を行う多地点遠隔コミュニケーションシステムを構築した。
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Research Products
(2 results)