2007 Fiscal Year Annual Research Report
対話型自然言語の実時間コミュニケーション機能の基礎的検討
Project/Area Number |
18300045
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
堀内 靖雄 Chiba University, 大学院・融合科学研究科, 准教授 (30272347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 昌史 千葉大学, 大学院・融合科学研究科, 助教 (80361442)
野城 真理 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80014231)
宮城 愛美 筑波技術短期大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教 (60447258)
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Keywords | 対話型言語 / コミュニケーション / 音声(聴覚言語) / 手話(視覚言語) / 指点字(触覚言語) / プロソデイ |
Research Abstract |
1.手指動作軌跡と聾者による手話理解との関係の分析手話文を構成する各単語の本体および「わたり」の運動の軌跡の生成モデルと時間構造の推定モデルに基づいた手話文をCGアニメーションで作成し,聾者による認知実験により,読み取りの容易さの評価を行なう。結果として,読み取り正解率,読み取りやすさの主観評価値において,ともに既存の手話アニメーションソフトウェアよりも優れていることが示された。 2.音声のプロソディと話者交替との関係の分析音声のプロソディである声の高さ,時間長,声の強さのうち,声の高さを音声の生成モデルであるFOモデルで表現することにより,従来の直線近似による特徴量を用いるよりも話者交替の予測性能を向上することができた。また,FCモデルを用いることにより,音声のプロソディを変形することにより,自然な再合成音声による評価実験を行なえる環境を整えることができた。 3.指点字のプロソディの分析階点字のプロソディを筋電センサ,圧力センサにより分析した結果,時間構造と強度が文構造,係り受け構造,強調等に関する情報を有していることが明らかになった。具体的には文節や文構造が時間構造で区別可能となり,また,強調が時間構造の変化として現れることを確認した。
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