2009 Fiscal Year Annual Research Report
計算論的メカニズムデザインに基づくe-ビジネス支援機構の設計と実装
| Project/Area Number |
18300049
|
|---|
| Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
伊藤 孝行 Nagoya Institute of Technology, 大学院・工学研究科, 准教授 (50333555)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大囿 忠親 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (90324475)
横尾 真 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (20380678)
岩崎 敦 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教 (30380679)
福田 直樹 静岡大学, 情報学部, 助教 (30345805)
松尾 徳朗 山形大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (80433142)
|
|---|
| Keywords | マルチエージェントシステム / 計算論的メカニズムデザイン / オークション / 相互依存価値 / 大規模組合セオークション / 近似勝者決定アルゴリズム / マッチングアルゴリズム / e-ビジネス |
|---|
| Research Abstract |
インターネット上の商取引を含めて、計算機ネットワークを用いて効果的に行われるビジネスをe-ビジネスと呼ぶ。以下のような課題があることが分かっている。1.極めてダイナミックかつ極めて広範囲なビジネス支援.2.詐欺や談合の発見と防止。3.計算論的メカニズムデザインに基づく全く新しいビジネスプロセスの開拓。以上の3つの課題に対して、本研究では、ゲーム理論をツールとして用いることによって、各課題に関するe-ビジネス支援モデルを実現する。具体的には以下の3つを研究目的とする。
【研究目的1】Web上のインタラクティブなeビジネス支援システムの実装.
【研究目的2】ゲーム理論に基づく詐欺談合を防止するためのeビジネスモデルの理論設計.
【研究目的3】eビジネスメカニズムとシステムの有効性の実証実験.
本年度は最終年度であるため、【研究目的3】の試作実験を行い、後半(10月から3月)には、各関連学会や国際会議での論文出版と発表を、より積極的に行う.実証実験では、本電子商取引システムの有効性・頑健性を確認する.電子商取引支援システムとして,「スマートコントラクター」というインターネットを用いた分散業務発注支援システム,また,ユーザの好みの解析に基づく衣服推薦システムなどを実装し,ユーザ評価実験を行い,その有効性を確かめた.これらの結果については,国際会議での発表や,修士論文としてまとめている.
|
