2008 Fiscal Year Annual Research Report
知識発見システムMUSASHIの開発:開発支援環境の構築及びマイニング機能の強化
Project/Area Number |
18300055
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
羽室 行信 Kwansei Gakuin University, 経営戦略研究科, 准教授 (90268235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 直樹 京都大学, 工学研究科, 教授 (40145826)
森田 裕之 大阪府立大学, 経済学部, 准教授 (80295732)
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Keywords | KGMOD / データマイニング / 知識発見 / MUSASHI / ソフトウェア開発 |
Research Abstract |
20年度は、最終的なソフトウェア(KGMODおよびMコマンド)の完成とその公開に向けてのソフトウェアの整備、および完成したMコマンドを利用したアプリケーションとして、実際のデータマイニングにおける適用を行い、成果を対外的に発表および公開した。 まず公開するソフトウェアとして、開発したコアとなるKGMODを利用して動作するMコマンドを開発した(http://kgmod.jp/kgmodにて実行形式を無料で公開)。kgmodのHPでは、ユーザーがパイプ機能で組み合わせて利用することが可能な、数十種類のコマンドを整備している。コマンドは、データ処理、変換、分析などに欠かせないものが整備されており、前身のソフトウェアであるMUSASHIと同様のコマンドも含まれているが、マルチスレッドへの対応などの工夫により、計算効率を向上させている。今後、コマンドの種類の増加やGUI化への対応など追加しなければならない機能は残っているが、そのための基盤ソフトウェアの整備という観点からは、当初の研究目的を十分に達成していると考える。これらの成果については、国内・国外の会議において報告し、内容についての有意義なディスカッションを行っている。 また、開発したMコマンドを実際に利用し、データマイニングに応用する研究についても成果をあげることができた。具体的には、国内の査読付き学術雑誌に論文を掲載するとともに、国内・国外の会議において複数の報告を行い、内容に関する有意義なディスカッションを行った。また、データ解析コンペティションに参加し、提供されたデータに対して、Mコマンドを使った分析結果を報告し、最優秀賞を受賞した。
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Research Products
(10 results)