2007 Fiscal Year Annual Research Report
災害教訓情報デジタル・アーカイブ構築のためのクロスメディアデータベースの開発
Project/Area Number |
18300083
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉富 望 Kyoto University, 防災研究所, 研究員 (20397532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 春男 京都大学, 防災研究所, 教授 (20164949)
川方 裕則 立命館大学, 理工学部, 准教授 (80346056)
浦川 豪 京都大学, 生存基盤科学研究ユニット, 助教 (70379056)
立木 茂雄 同志社大学, 社会学部, 教授 (90188269)
佐土原 聡 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (90178799)
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Keywords | 社会情報システム / データベース / GIS |
Research Abstract |
平成19年度ではクロスメディアデータベース(データベーススキーム、メタデータカタロギングシステム、及び情報検索・表示アプリケーション)のプロトタイプを用いてコンテンツ作成を行い、研究所内において実験的に活用することで問題点や改善すべき点を吟味し、システムの向上を図った。また、前年度に取り組み始めた防災統制語彙の国際標準化へ向けての活動を引き続き行い、防災分野の情報処理におけるメタデータの共通言語基盤構築としての統制語彙やシソーラス等の確立に向けての活動を行った。 (1) クロスメディアデータベースのコンテンツ作成(京都大学:吉富,京都大学:浦川)クロスメディアデータベースを使い全てのリソースタイプ、メディアタイプ、データフォーマットを対象としたデータ及び、それらについてのメタデータ及びリレーションシップに関するコンテンツ作成を行った。 (2) クロスメディアデータベースの実証試験(京都大学:吉富,京都大学:浦川,横浜国立大学:佐土原,同志社大学:立木)ゴンテンツ作成に伴い、防災研究所内においてクロスメディアデータベースを実践的に活用し、データベーススキーム、リレーションシップ、メタデータカタロギングシステム、時間・空間・テーマに基づく情報検索を含む検索・表示アプリケーション、また統制語彙やシソーラスの定義等に関する問題点や改善すべき点を吟味し、システム全体の向上を図った。 (3) 統制語彙やシソーラス等の確立(京都大学:吉富,京都大学:浦川,同志社大学:立木)さまざまな防災分野にかかわる人たちが、どのような枠組みを採用することで、世界の防災分野をもれなく、しかも体系的にカタログ化できるかについて、意見を交換し、合意を見出す手続きが必要である。そのために、世界各地の防災情報の集約にかかわる業務を担当する組織の担当者を集め、防災統制語彙の国際標準化を目指すことを目的とした会議の開催を行った。
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