2008 Fiscal Year Final Research Report
Multidisciplinary theoretical and empirical analysis for optimal contract of conversational knowledge
Project/Area Number |
18300085
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
情報図書館学・人文社会情報学
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
NAKAIZUMI Takuya Kanto Gakuin University, 経済学部, 准教授 (00350546)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
WATANABE Mitsuharu 関東学院大学, 経済学部, 教授 (30329205)
OKAJIMA Yushi 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (10350547)
KOSAKA Kenji 関西学院大学, 社会学部, 教授 (60027977)
SONEHARA Noboru 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (30390595)
HAYASHI Koichiro 情報セキュリティ大学院大学, 情報セキュリティ研究科, 教授 (70296771)
FUJIWARA Masahiro 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40114988)
TANAKA Tatsuo 慶應義塾大学, 経済学部, 准教授 (70236602)
TAKIZAWA Hirokazu 中央大学, 経済学部, 准教授 (80297720)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 会話型知識 / 公平性 / いじめ / 行動経済学 / 情報経済 / インセンティブ |
Research Abstract |
本研究では、WEB上に実証実験サイトを立ち上げ、日米両国で参加者がスレッド上で議論を行った後、参加者の一人がその内容をWIKIに編集する。その編集作業が参加者に評価され、その評価に応じて報酬が支払われるような、金銭インセンティブが編集作業のような非金銭的誘因が強い行為にも有効かどうかを検証した。結果として、当該実験のように、チャット参加者が、その中から選ばれた編集者によるチャットの編集成果を評価するという、いわば参加者による相互評価を導入し、しかもその評価者に対するインセンティブを与えていない場合、むしろ高い報酬のほうが、低い評価につながるだけでなく、報酬と難易度の組み合わせが理論的な予測とはまったく合致しないという興味深い結果を得た。
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Research Products
(28 results)