2007 Fiscal Year Annual Research Report
ラットLEXF/FXLEリコンビナント系統を用いたキンドリング感受性座位の同定
Project/Area Number |
18300141
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
庫本 高志 Kyoto University, 医学研究科, 准教授 (20311409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芹川 忠夫 京都大学, 医学研究科, 教授 (30025655)
外尾 亮治 京都大学, 動物繁殖研究所, 理事長 (80156992)
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Keywords | リコンビナント系統 / ラット / キンドリング / てんかん / 疾患モデル |
Research Abstract |
LEXF/FXLEリコンビナント近交系の親系統であるLE/Stm(n=6)とF344/Stm(n=10)を対象に、扁桃核キンドリングの誘発試験を行った。 扁桃核への電気刺激は、1日1回、一定電流(500μA、1相性矩形波、1秒)とした。 電気刺激後、ラットの行動を観察し、Racineのキンドリング獲得分類のスコア(Stage1〜5)を評定した。同時に、各刺激に対する後発射持続時間を測定した。Stage5を示した個体は、キンドリングを獲得したものとみなした。Stage5を5回示すまで電気刺激を行った。 キンドリング獲得までに要する平均刺激回数(初めてstage5が出現する平均刺激回数)は、LE/Stmで9.2回(7〜13回)、F344/Stmで3.9回(3〜6回)であった。F344/StmはLE/Stmに比べ早くキンドリングを獲得することが示された(P<0.001,Student's T-test)。 Stage1〜3における平均後発射持続時間は、LE/StmとF344/Stmで差異はなかった。 一方、Stage5における平均後発射持続時間はLE/Stmでは101.3秒(76.9〜139.0秒)、F344/Stmでは34.9秒(22.9〜53.9秒)であった。LE/Stmの後発射持続時間は、F344/Stmに比べ有意に持続することが示された(P<0.001,Student's T-test)。
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Research Products
(3 results)