2007 Fiscal Year Annual Research Report
発生学的知見に基づいたES細胞由来肝組織による新しい概念の高性能肝臓モデルの開発
Project/Area Number |
18300161
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田川 陽一 Tokyo Institute of Technology, フロンティア研究センター, 准教授 (70262079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小関 英一 株式会社島津製作所, 基盤研究所, 主幹研究員 (30192529)
宮川 眞一 信州大学, 医学部, 教授 (80229806)
長岡 正人 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (90397050)
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Keywords | 肝組織 / ES細胞 / 肝機能 / バイオチップ / 人工肝臓 / 内皮細胞 / EHSゲル / 赤色蛍光タンパク質 |
Research Abstract |
緑色蛍光タンパク質遺伝子導入血管内皮細胞株と赤色蛍光タンパク質遺伝子導入トランスジェニックマウス由来の肝実質細胞、細胞マトリックスとしてEHSゲルを用いて、管化内皮細胞の周囲に肝実質細胞が集まる類洞様構造を構築することを見出した。その類洞様構造肝組織は通常のこれらの共培養や肝実質細胞単独培養に比べてもアンモニア代謝能力やCYP活性が有意に高くなったことを確認した。さらに、バッチ型マイクロ培養装置を開発し、その中でこの類洞様肝組織を培養することにより、さらに肝機能を上昇させることに成功した。 一方、膜を介して内皮細胞と肝実質細胞を共培養する肝組織を模した培養システムをマイクロ培養装置として開発し、同様に肝機能の向上を確認し、特許を申請した。
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Research Products
(13 results)