2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300185
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
山本 紳一郎 Shibaura Institute of Technology, システム工学部, 准教授 (30327762)
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Keywords | リハビリテーション / ニューロリハビリテーション / 国際協力 / 再生医工学 / 脊髄損傷 / 脳卒中片麻痺 / 免荷式歩行訓練 |
Research Abstract |
研究目標1)は,LOKOMATのハードウェアおよびソフトウェアを日本人用に開発することであった.スイスHOCOMA社との打合せで,ハードウェアの日本人仕様の変更は,現在開発中の小児用ロコマットの導入で日本人の体格をカバーできることが確認されており,次年度以降の導入を目指すこととなったが,本研究予算では購入不可能であるため,今後他の研究費の獲得によって,小児用デバイスを導入することを目指すこととなった.今後さらなる研究費の獲得を目指して,様々な研究助成に応募していく予定である.ソフトウェアの日本語化は,昨年度,HOCOMA社からグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)の提供を受けて開発した. 研究目標2)は,制御対象となっていない足関節トルクに着目し,足関節トルクを自在に制御できるシステムを開発し,新たに足関節スティフネスを調節する訓練システムを提案することであった.足関節スティフネスの調節機構および反射計測装置の開発を進め,いくつかの課題が残るもののプロトタイプを開発し試行した.生理学的な訓練理論より,アキレス腱にかかる張力の求心性入力が脊髄中枢への重要な指標であることから,アキレス腱にかかる張力を簡便に計測できる方法を開発した.今後はこれらの計測デバイスを訓練システムに組み込むことを目指す.研究目標3)4)では,対麻痺者や片麻痺者などの運動機能障害者に適用し,実際の臨床的効果を検討することが主たる目標であったが,健常成人に試行するに留まり,その目標達成は実現できなかった.
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Research Products
(13 results)