2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300201
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
大友 智 Gunma University, 教育学部, 准教授 (90243740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡出 美則 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (60169125)
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Keywords | 教材内容についての知識 / 教授行為 / 授業計画能力 / 教育実習生 / 体育教師教育プログラム / 学習者理解 |
Research Abstract |
本研究の目的は,学習者理解を促すための体育教師教育プログラムを開発することである.具体的には,(1)学習者理解を促す体育教師教育プログラムを開発すること,(2)学習者理解を促す体育教師教育プログラムの効果を実証的に検証すること,である. 第一に,学習者を主観的に省察し分析する視点からプログラム開発を継続して行った. 保健体育科教員養成段階の学生が有する教材内容についての知識が授業計画能力及び教授行為に与える影響について明らかにするために,バレーボールのオーバーハンドパスの学習を対象に,「教材内容についての知識が授業計画能力に与える影響を明らかにすること」を主題とする研究課題1と「教材内容についての知識が教授行為に与える影響を明らかにすること」を主題とする研究課題2に取り組んだ.前者の対象は,教育実習前の4年生3名であり,後者の対象は教育実習生3名であった.その結果、前者の場合,学習者を想定した教授行為を営むことが難しいこと.後者の場合,教科内容に関する知識の量や構造化の程度が授業中の実際の教授行為に影響を与えていることが確認できた. 第二に,一昨年度公表した小学校におけるボール運動に関する体育授業プログラムを,教員養成課程における教職科目である体育科指導法で実施できる授業プログラムとして試作し,その授業プログラムを大学生が対象である体育科指導法で実施した.次に,大学院生に試作した授業プログラムを提供し,指導しやすいように大学院生に修正させ,同種の授業で実施させた.そして,大学院生の学習者の理解が促すことができるかどうかを検討した.
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Research Products
(31 results)