2007 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリックシンドローム予備軍のための上半身肥満改善プログラムの効果に関する研究
Project/Area Number |
18300231
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
伊達 ちぐさ Nara Women's University, 生活環境学部, 教授 (60047389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 由喜子 奈良女子大学, 生活環境学部, 特任講師 (40310841)
岡本 尚子 奈良女子大学, 生活環境学部, 特任助教 (70437507)
福井 充 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (40173322)
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Keywords | 無作為化比較試験 / 食事教育 / 運動教育 / メタボリックシンドローム / 肥満 / インターネット |
Research Abstract |
平成19年度は、平成18年度に構築したWeb上で減量のための食事教育・運動教育を行うシステム"Project Health"の効果を判定するための対象者をリクルートした。家電メーカS社の健康保険組合の協力を得て、同社男性勤務者で年齢が30〜49歳、2007年度の社内健診のBMIが25以上30未満で且つ治療中及び要精検・要治療の項目がなかった3,139名に、E-Mailで本研究への参加者を募集した。E-Mailの案内に興味を持った者に詳細な説明書を配布し、その内容を理解した後に同意書を提出した97名のうち、適格基準外の7名を除いた90名にベースライン調査を専用のHP上で行った。基本アセスメントとして(1)基礎調査(生年月日、職種,事業所、居住形態など)(2)平成18年度及び19年度健診結果とプログラム開始直前の体重及び腹囲測定値、食事アセスメントとして(3)食習慣調査(4)食物摂取頻度調査を行った。ベースライン調査を終了しなかった5名を対象外とし、全調査を終了した85名を年齢階級で無作為配置により2群(前期教育群、後期教育群)に分けた。介入期間は1年とし、6ケ月後の減量目標を開始時の7%とし、後半6ケ月間については個人個人に合わせてさらに減量することとした。後期教育群は最初の1年を観察期間(対照群)として、プログラムを平成20年1月より開始した。対象者の特徴は、前期教育群(43名):年齢41.1±4.5歳(平均値±SD),BMI27.0±1.6(体重/身長^2)、腹囲93.1±7.2cm、後期教育群(42名):40.6±5.0歳、27.2±1.6(体重/身長^2)、92.5±5.0cmであり、2群間で有意差はなかった。現在、対象者の勤務形態や食環境もふまえ、対象者一人一人に見合った教育を実施中である。
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Research Products
(2 results)