2006 Fiscal Year Annual Research Report
沖縄における百歳長寿者の認知機能、体力医学的評価および生命予後に関する研究
Project/Area Number |
18300233
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
平良 一彦 琉球大学, 法文学部, 教授 (40039540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇座 美代子 琉球大学, 医学部, 教授 (00253956)
與古田 孝夫 琉球大学, 医学部, 教授 (80220557)
新城 澄枝 琉球大学, 教育学部, 教授 (20154388)
荒川 雅志 琉球大学, 法文学部, 助教授 (70423738)
笠原 大吾 琉球大学, 法文学部, 非常勤助手
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Keywords | 百歳 / 沖縄 / 痴呆 / 体力医学 / ライフスタイル / 睡眠 / 循環器疾患 / 疫学 |
Research Abstract |
本年度は研究初年度であり体力医学精査を含む訪問調査対象を選定するサーベライン調査として、平成18年度に百歳を迎える沖縄県新百歳者全数を候補に質問紙調査を実施した。県保健福祉部長寿社会対策室の実施協力および地区老人クラブ連合会との協働によりインフォームドコンセントを取得した百歳者に対し、構造化された調査票を郵送法により実施した。調査項目は認知機能の簡易評価、循環器疾患既往歴(脳卒中、心筋梗塵、高血圧)、職業歴、身体活動、機能的評価(Barthel Index)、転倒骨折歴、飲酒・喫煙歴、睡眠、保健行動など現在および過去のライフスタイル因子で質問紙を構成した。質問紙回収作業を進めながら、Barthel IndexによるADL評価から訪問調査が可能な対象者リストを作成した。以後の研究計画として、再調査依頼の同意を専門員より確認した百歳者に対し保健スタッフを組織し調査を実施する。直接対象者の居住所である在宅、老健施設、病院それぞれを訪問し、親族および施設員の同伴のもとに、認知機能および身体生理機能評価を実施する。第1次調査の集計結果から、痂呆、循環器系疾患有症率評価および過去の環境、生活習慣要因との関連を多変量ロジスティック回帰分析にて解析し、循環器疾患既往と睡眠障害との正の関連を認めた(荒川雅志、平良一彦、百歳者の循環器疾患既往と睡眠障害:との関連〜Okinawa New Centenarians Health Study; ONCHS〜日本睡眠学会第31回定期学術集会2006)。
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Research Products
(1 results)