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2007 Fiscal Year Annual Research Report

骨格筋のエネルギー代謝関陣の遺伝的要因と運動適応能

Research Project

Project/Area Number 18300237
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

清永 明  Fukuoka University, スポーツ科学部, 教授 (70177955)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 宏暁  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00078544)
桧垣 靖樹  佐賀大学, 医学部, 准教授 (10228702)
Keywords遺伝子多型 / エネルギー代謝 / PGC-1α / 運動 / トレーニング
Research Abstract

【目的】運動トレーニングの効果の個人差を遺伝的要因により明らかにする。本研究では骨格筋でのエネルギー代謝を司る器官であるミトコンドリアの強力な増殖因子となるPGC-1αの遺伝子多型について調査を行った。【方法】対象者は下記の2項目を満たした197名(男性75名,女性125名)である。(1)乳酸閾値(LT)強度でのステップ運動トレーニングを12週間完遂することができた者(2)トレーニング前後のLT測定を行うことができた者。対象者は運動トレーニング時間が週当たり140分以上となるように指導された。また本研究では有酸素性作業能力の指標としてLT強度を採用した。対象者特性は,年齢:71.5±5.9歳(平均±標準偏差),身長:154.8±7.7cm,体重:57.2±9.7kgであった。LTはAyabeらの方法(IJSHS 2003)に準じて推定した。PGC-1αのGly482Ser多型はPCR-RFLP法にて分析した。【結果】PGC-1αのGly482Ser発現頻度はGly/Glyが48名(24%)Gly/Serが104名(53%)Ser/Serが45名(22%)であった。介入前のLT強度はGly/Glyは4.6±0.8Mets,Gly/Serは4.8±0.9Mets,Ser/Serは4.3±0.9Metsで,Gly/GlyはSer/Serに比べて有意に高い値を示した。一方,介入12週目のLT強度はGly/Glyは5.5±0.8 Mets,Gly/Serは5.7±0.9Mets,Ser/Serは5.4±0.9 Metsであり有意差は認められなかった。また変化量もGly/Glyは0.9±0.7 Mets,Gly/Serは0.9±0.7Mets,Ser/Serは1.1±0.8 Metsと有意差は認められなかった。PGC-1αのメジャーな遺伝子多型はGly482Serの他にThr394Thrや+A2962Gが存在するため,今後,これらの多型と合わせて更に研究を進める。
またACE遺伝子ノックアウトマウスを用いた研究は,マウスの繁殖の際の食殺により,実験必要匹数まで達しかったため,継続して研究を進める。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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