2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300244
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Research Institution | National Institute of Health Sciences |
Principal Investigator |
高鳥 浩介 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 部長 (50270624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 芳多子 県立新潟女子短期大学, 生活科学食物栄養専攻, 講師 (40320709)
相原 真紀 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 研究員 (30373393)
小西 良子 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 室長 (10195761)
酒井 綾子 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 室長 (20153835)
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Keywords | カビ / 室内環境 / 空気感染 / 生態 |
Research Abstract |
室内環境性カビの空気感染に関して以下の4分野で研究を実施した。 A.室内環境に関するカビ生態研究:室内環境のカビの生態に関する調査研究を実施した。本調査研究は,今まで建築分野による独立した調査研究から進められており、室内に限ったカビを専門とした生態研究を進めた。本調査研究では,特定の室内環境の空中カビを指定し、Aspergillus, Alternaria, Acremonium, Eurotium, Phoma, Cladosporium, Botrytis, Trichoderma, Rhizopus, Wallemiaなどの特定カビ分布と生態を研究した。 B.室内環境でのカビ分布の特異性研究:調査によって得られた上記空中カビのなかから主要な菌種、菌株に限って分布特異性を検討した。空中カビとして注目した点は、建築側からみて、建材・室内と浮遊カビの相関性を栄養成分と環境因子から検証した。結果として、個別住宅でのカビ特異性として個々の住宅での分布特異性が確認できた。特に高湿性と低湿性カビの区別がつかない中間型のカビの特異性を次年度に解明する。 C.室内空気中のカビに関する生物学的化学的特性研究:上記Bで得られた個別住宅分布特異性を知ることを目的で検出されたカビと素材の関係を把握した。繊維質、樹脂系、皮革系での分布特性がAcremonium, Trichiderma, Chaetomiumなど一部カビ由来で空気質に影響を及ぼす化学物質が確認された。 D.カビによる室内環境と健康環境被害に関する研究:本年度はこの課題に関して情報収集整備とした。キーワードに基づいて今後のカビと室内空気の関係を解析するための資料整理を行った。特に健康被害としてアレルゲン性についての文献および疫学調査とカビによる疾患の背景因子などの病因学的検討の研究を行った。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Validation of an HPLC analytical method coupled to a multifunctional clean-up column for the determination of deoxynivalenol.2006
Author(s)
Yoshiko Sugita-Konishi, Toshitugu Tanaka, Setsuko Tabata, Masahiro Nakajima, Masanori Nouno, Yoko Nakaie, Takao Chonan, Mitsutoshi Aoyagi, Nobuyuki Kibune, Kazutoshi Mizuno, Eiichi Ishikuro, Naoki Kanamaru, Masatochi Minamisawa, Norio Aita, Masayo Kushiro, Kenji Tanaka, Kosuke Takatori
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Journal Title
Mycopathologia 161
Pages: 239-243
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