2007 Fiscal Year Annual Research Report
幼児の健全な食行動の形成に対して連続的な食生活体験を取り入れた食教育のあり方
Project/Area Number |
18300255
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
小松 啓子 Fukuoka Prefectural University, 人間社会学部, 教授 (30136220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 真理子 福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (40248109)
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Keywords | 連続的な食生活体験 / 菜園活動 / 幼児 / 食教育 |
Research Abstract |
I保育所(園)における食教育活動に関する実態調査 福岡県内の全保育所(園)872園を対象にこれまで保育活動のなかで行ってきた食教育実施状況について、郵送法により調査を行った。回収数は630園(72.2%)であった。調査内容は(1)保育所で行われている年間行事や歳時記に関わる行事、(2)地域との交流、菜園活動の実施状況、(3)子育て支援の3領域とし、選択肢や具体的記述で回答を求めた。なお、調査結果の分析は現在進行中である。 II子どもたちを中心に保護者と保育者の連携による連続的な食生活体験プログラムの実践 平成18年度と同様に、子どもと保護者と幼稚園教諭の共同作業により「もちきび、落花生、丹波の黒豆、さつま芋」の栽培を通して「耕す、種をまく、苗を植える、育てる(水をまく、草をとる)、収穫する、調理する、食べる」という一連の菜園活動を5月から11月にかけて実践した。菜園活動時に子ども同士、子どもと保護者、子どもと幼稚園教諭、保護者と幼稚園教諭との関わりを観察するとともに、ビデオやデジカメに記録した。また、一連の菜園活動を始める前の5月初旬と活動終了後の2月下旬に、家庭での食生活状況、生活スタイルおよび食行動に関するアンケート調査を行った。現在、連続的な食生活体験のビデオ記録およびアンケート調査結果をもとに、連続的な食生活体験プログラムの効果を分析中である。 III子どもたちを中心に保護者と保育者が連携した連続的な食生活体験プログラム実践の成果公表 平成18年度に行った「子どもたちを中心に保護者と保育者が連携して取り組んだ連続的な食生活体験プログラムの実践」の成果を公表するためにホームページを作成した。現在、最終調整を行っている。
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