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2007 Fiscal Year Annual Research Report

野菜による食後糖・脂質代謝動態改善のアディポサイトカインに及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 18300257
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

丸山 千寿子  Japan Women's University, 家政学部, 教授 (30101570)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒木 理沙  日本女子大学, 家政学部, 助手 (40409264)
Keywords野菜 / 肥満 / 体重減少 / 栄養教育
Research Abstract

昨年度の成果から・健常者では糖・脂質同時摂取時にほうれん草を摂取することにより・食後高脂質血症の抑制と血糖上昇の遅延が期待された。そこで・野菜摂取量を長期間持続的に増加させることによる糖・脂質代謝改善効果を検証することを目的とした。
[方法]都内某商社社員で・肥満・糖代謝異常・高トリグリセライド血症のいずれか若しくは複数を有すると診断され・栄養教育が必要とされたものを対象とし・生活歴・食生活調査・24時間思い出し法による食事調査を実施した。対象を2群に分け・野菜摂取強化(Veg)群には・初回面接時から緑黄色野菜・葉物野菜・淡色野菜・海藻・きのこ・こんにゃく類の積極的摂取のために・毎食事ごとに野菜料理を摂取することを勧めた。対照としての通常指導(Cont)群には・初回食事調査時に野菜摂取量に応じて増量を勧めた。両群ともに1ヵ月後・3ヵ月後に身体計測・食事調査・採血を行い糖・脂質代謝指標を測定した。[結果]介入開始時に・Veg群20名・Cont群20名を得た。開始時のVeg群とCont群は・それぞれBMI27.5±2.6,26.2±3.0・空腹時血糖122±52mg/dL,118±24mg/dL,トリグリセライド167±130mg/dL,183±151mg/dL・LDLコレステロール130±34mg/dL,130±30mg/dL・指示エネルギー量はVeg群1760±210kcal/day,Cont群1780±110kcal/dayで両群間に差は無かった。3ヵ月後までデータが得られた者はVeg群16名・Cont群13名で・Veg群は体重減少量が3.6±2.7kgでCont群の1.1±3.8kgと比べて低下した(p<0.05)。野菜摂取量は3ヵ月後にVeg群で50g増加し,Cont群では150g減少していた。
[結論]野菜摂取を強化する栄養教育は体重減少に有効であることが示唆された。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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