2007 Fiscal Year Annual Research Report
大学における理系基礎科目のTA研修モデルの研究と開発
Project/Area Number |
18300259
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西森 敏之 Hokkaido University, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (50004487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (00157025)
山岸 みどり 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)
小野寺 彰 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (40142682)
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30142764)
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Keywords | ティーチング・アシスタント / 理系基礎科目 / TA研修 |
Research Abstract |
1.受講学生によるティーチング・アシスタントの評価 日本では学生による教員の評価が多くの大学で行われるようになった。ところが,最近,大学の授業にはティーチング・アシスタント(TA)がかかわることが多くなったが,TAの評価は,我々の知る範囲内では,まだどこでも行われていないようある。そこでTAの学生による評価を2つのクラス,2人のTAに協力を依頼して,2007年7月の1学期終了時に実施してみた。一つのクラスでは34,もう一つのクラスでは96の回答を得た。 質問は,(1)TAの学生への対応,(2)TAが試験問題や課題の採点を行った場合,(3)TAが実験の準備やプリント配布,課題や試験の配布・回収を行った場合,(4)TAと教員の関係,(5)この授業全体について,のような項目で,14の質問を作成したが,TAに関する評価項目については,業務に多様性があることから,すべてのTAに適用できる一般的な質問群を作成することができるのか,はこれからの課題である。 結果は,この2人のTAの評価は良好であった。 2.北海道大学の専門教育のTAに関するアンケート 2006年度に北海道大学全学教育のTAに関して,TAとその担当教員のアンケート調査を行った。今回は,専門教育のTAに関して,TAとその担当教員に対して,2008年1月の2学期終了時に実施した。詳細な分析は2008年度の課題である。
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