2006 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀の科学教育における新しい評価規準の構築と、評価を生かす理科授業の創造
Project/Area Number |
18300260
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60322856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
藤岡 達也 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10311466)
荻原 彰 三重大学, 教育学部, 助教授 (70378280)
池田 文人 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (60333647)
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Keywords | 評価 / コンピテンシー / 資質 / 能力 / 学力 / 情意 / 実験観察 / 規準 |
Research Abstract |
科研費の交付内定通知後、活動拠点の設置や研究協力者6名の選定(小学校、中学校教諭各2名、及び教育センター研究指導主事・教育委員会主事)など準備期間を経て、本年度9月から国立教育政策研究所(東京)にWG(ワーキング・グループ)を設置し、研究を開始した。研究活動は、ほぼ申請書に記載された内容にしたがって進められている。 【WG】:評価規準に関する基礎的研究(I)9月、11月、2月の3回研究分担者と研究協力者の合同WGを実施 第1回WG:評価規準に関する過去の知見、及び所属校での問題点を集積し、日本の評価規準の問題点を抽出した。 第2回WG:日本の科学教育に求められる資質・コンペテンシーについて、2グループに分かれKJ法とブレインストーミングを使って、情報の整理を行った。また、国内調査、国外調査の内容を検討した。 第3回WG:国内調査の報告を行い(後述)、及びアメリカ、フランス、フィンランド調査の概要について検討した。また、次年度の活動計画の確認を行った。 【国内調査】:国内の教育評価の構造と学習指導に関する調査研究 ・平成18年12月、研究協力者1名が長崎大学教育学部附属中学校を訪問し、評価に関する調査を実施した。 ・平成19年1月、研究分担者、研究協力者計3名が京都市立堀川高校を訪問し、探究科におけるSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の評価のあり方について、聞き取り調査と授業見学を行った。 ・平成19年2月、研究分担者、研究協力者計2名が群馬県立尾瀬高校を訪問し、総合高校での資質に関する評価のあり方について、聞き取り調査と授業見学を行った。 【国際調査】:諸外国の教育評価の構造と学習指導に関する調査研究(I) ・平成19年1月、研究代表者・分担者計2名がフランス教育研究所下部組織INRPを訪問し、フランスバカロレアテストにおける、理科実験のパフォーマンス評価について聞き取り調査を実施し、評価シートなどを収集した。また、エッフェル高校にて物理と地球生命科学の授業参観を行った。 ・平成19年2月、研究分担者3名がカリフォルニア大学バークレー校ローレンスホールを訪問し、評価の観点と教育方法を調査した。 ・平成19年3月、研究代表者1名がユバスキュラ大学を訪問し、評価の観点と教育方法を調査した。
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