2008 Fiscal Year Annual Research Report
競技的要素を取り入れた国際交流型工学教育ネットワークの構築
Project/Area Number |
18300270
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
山田 弘文 Kanazawa Technical College, 機械工学科, 教授 (20280381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (20259849)
竹俣 一也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50167491)
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Keywords | 国際交流 / 遠隔操作ロボット / 競技的要素 / コミュニケーション能力 / プロジェクト推進 / 工学教育 |
Research Abstract |
グローバル化の進む21世紀において国際的に活躍できる技術者を育成するには、専門知識に加えて、外国人とのプロジェクトを円滑に推進するためのコミュニケーション能力が必要である。そこで、本研究では、学生がWeb上の共同実験施設を外国人とチームを組んで利用し、プロジェクト活動を推進する国際交流型の工学教育を実践できる教育ネットワークを構築することを目的とする。 前年度、LEGO Mindstormsを使ったロボット遠隔操作システムおよびそのコントロールデバイスについて試作した。本年度は開発したシステムをシンガポールの日本人協会で動作させ、動作確認および今後の国際交流の施行方法について検討した。さらに学生が興味を示す新たなロボットの開発を試み、2輪のみで倒立する「2輪倒立振り子型ロボット」を試作し、そのコントロールもできるようにした。このロボットをシンガポールの日本人協会で動作させ、それによる交流方法について検討した。これまでの4輪ロボット以上に子どもたちが強い関心を示すことが明らかとなったが、その不安定さ故に遠隔操作には不向きであるとの結論に達した。従って、2輪倒立ロボットで子どもたちの興味・関心を引き出し、遠隔操作による交流は従来の4輪ロボットを使用した方が効果的であることが明らかとなった。また、子どもたちに興味を持たせ、互いのコミュニケーションを円滑にする手法についても検討し、ペット型ロボットによるダンスのパフォーマンスが効果的であることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)