2007 Fiscal Year Annual Research Report
算数・数学における学習過程評価のための適応型コンピュータテスト開発に関する研究
Project/Area Number |
18300271
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
安野 史子 National Institute for Educational Policy Research, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (00370081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 直人 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20201676)
辻 宏子 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 准教授 (20374754)
釈氏 孝浩 文教大学, 情報学部, 教授 (00216144)
萩原 康仁 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 研究員 (30373187)
佐久間 拓也 文教大学, 情報学部, 准教授 (10255060)
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Keywords | 科学教育 / 科学教育 / CAT |
Research Abstract |
3年計画の2年度となる本年度は,算数・数学における学習過程評価のための適応型コンピュータテスト開発において,次のような研究を行った. (1)昨年度に引き続きシステムの基本フレームに関する検討を重ね,開発に取り組んだ.とくに,Parceptionなどの著名なe-learning向けテストシステムのフレームワークを調査し,本研究のシステムの参考とした.また,先行研究のモバイル端末を用いたクイズ形式の問題集のフレームワークを本研究のテストシステムに応用することを検討した.同様に学習者の提出物の類似性を評価するシステムについても,その判定システムの活用を検討した. (2)算数・数学の問題項目のデジタル表現法について,海外(米国,オランダ)での事例を調査した.それを受け,項目を作成し,デジタルコンテンツとして具体的に実装する手法について検討を重ね,項目をデジタルコンテンツのアクションのタイプごとにグループ分けし,グループごとにデジタルコンテンツを作成することとした. (3)比較的複雑はでない項目については,個別ごとに開発するのではなく,項目を自動生成することを試みた.数と計算分野において,計算式を自動生成し,タブレットPCを用いた手書き入力により計算過程を記録し,最終的な結果を数値として認識し正誤判定するテストシステムのプロトタイプを作成した. (4)被験者(中学・高校生)のコンピュータ利用に対するストレスが軽減されるような実証実験用の端末について調査し,実証実験に向けての準備を行った.具体的には,図形入力,数式入力のGUIをタブレットPCに作成し,評価実験を行った.
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Research Products
(3 results)